松本の中心市街地で8月4日、「第44回夏まつり松本ぼんぼん」が行われ、浴衣や法被姿の人たちで大いににぎわった。
毎年8月の第1土曜に行われる同祭。企業や学校などでつくる「連」と呼ばれる参加グループが軽快なサンバ調の音楽に合わせて、踊りながらコースを回る。各連の踊りを審査員が審査し、最優秀賞をはじめさまざまな賞を選出する。今年は、開始以来初めて大きな変更を行い、コースを南北の2つに分け、約20分の踊りを1回減らして6回にした。
スタートの17時50分でも気温は30度を下回らず、「水分補給を行ってください」「アルコールは水分補給にはなりません」と熱中症予防を呼び掛ける中での開催となった。オープニングセレモニーでは、菅谷昭松本市長のあいさつの後、開始合図の掛け声とともに「松本ぼんぼん」の音楽がスタート。特設ステージでは昨年最優秀賞の「松本自衛隊」連が模範踊りを行った。
今年は256連、2万3300人が参加。法被やTシャツなどそろいの衣装をまとい、うちわを持ったり、かぶりものをしたりと個性あふれる各連が踊りを披露した。「どっこいどっこい」「わっせーわっせーわっせっせー」など掛け声が響き、企業名やスローガンを叫ぶ連も。「合庁」連は、翌日の県知事選の投票を呼び掛けていた。
最優秀賞は「キッセイ」連が受賞。最後の踊りでは代表者が特設ステージに上がり、踊りを披露した。