松本市の書店「栞日(しおりび)」(松本市深志3、TEL 0263-87-5733)で現在、企画展「PomPomとものゆみさんExhibition本と食」が開かれている。
松本を拠点に活動する女性作家6人のユニット「PomPom(ポムポム)」と、徳島でピクニックイベント「ものみゆさん」を企画する飲食店やものづくりを手掛ける女性6人のメンバーが参加する同展。ゲストハウス&ラウンジ「tabi-shiro(タビシロ)」(城西1)で「旅と食」をテーマに行われた展示に続いての開催になる。
「ものみゆさん」は、スダチや「半田そうめん」、竹糖を用いた「阿波和三盆糖」など徳島の名物や、ハーブティー、コーヒーなどを用意する。藍発祥の地であることから、藍染めした木を使ったピアス、イヤリング、ブローチや、スダチを入れた袋を結ぶのにも藍染めのリボンを使っている。ほかに、徳島の方言を描いた「方言カード」なども。
「PomPom」は、おにぎりや本テーマにした作品が中心。おにぎりの形のポーチ、アクセサリー、ペーパーアイテムや小さな本をかたどったブローチなどが並ぶ。おにぎりをテーマにしたアイテムを手掛けるメンバーの一人に「伝染するような感じで、『おにぎり』ブームが起きた(笑)」
「ものみゆさん」のメンバーが松本を訪れた際に、「PomPom」の著書「おいしいはたのしい」を手にして、「松本にも自分たちと同じようなことをしている人たちがいる」と知ったことが、両ユニットをつなぐきっかけになった。同世代の女性6人で活動しているという共通点もあることなどから交流が深まり、昨年9月、徳島で展示とピクニックイベントを共同で開催。「次は松本で」と打ち上げのときに話したことが実現した。
先月には城山公園でピクニックイベントも実施。木のコースターやロープポシェット作りのワークショップや、徳島の食材で作ったランチを楽しんだ。「それぞれのユニットの良さを感じる楽しい空間になった。徳島のことを知るきっかけにもなれば」とメンバーは話す。
営業時間は7時~20時。今月15日まで(8日は休業)。