松本市は、まだ食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」を減らすための啓発用絵本の原作を現在、募集している。
テーマは、食品ロス、食べものの「もったいない」。対象は、保育園、幼稚園児(4歳児)~小学校低学年で、食べることやもったいないということについて、子どもたちが楽しく学べるようなストーリーを募る。応募資格は個人・グループを問わず、自作未発表のオリジナル作品。文字数は1200字程度で、A4用紙または原稿用紙を使う。最優秀賞1作品は原作に採用し、図書カード2万円分を贈呈。優秀賞2作品には図書カード5,000円分を贈る。
作画は、県内出身のお笑い芸人・もう中学生さんが担当。サイズはB5(横)で、表紙を含め、24ページを予定する。
同市は食品ロス削減を目指し、宴会の最初の30分と最後の30分は自席で料理を楽しむことで食べ残しを減らす「30・10運動」を2011年にスタート。翌年には「子どもたちにも伝えたい」と、市内の保育園などで出前講座を始め、現在は小学校にも拡大している。
活動の一環として2014年には紙芝居を作成し、保育園や小学校、図書館などに配布。市環境政策課主任・阿部航大さんは「紙芝居も好評だったが、より手軽に、一人でも読めるように絵本を企画した。子どもたちが親しみを持てるような内容を考えてもらえれば」と呼び掛ける。
応募は郵送またはメールで受け付ける。締め切りは8月24日(必着)。問い合わせは同課(TEL 0263-34-3268)まで。