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松本で「100人妄想大会」 ママのスキルと企業をつなぐ交流会

交流会の様子

交流会の様子

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 自分の経験やスキルを生かしたい子育て中の女性と企業との交流会「企業×ママ100人妄想大会」が4月25日、イオンモール松本で行われた。

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 主催はゆめサポママ@ながの。同団体は子育て中の母親らが中心となり、2016年1月に設立し、育児や起業・就労などの情報を発信している。今年3月には新事業として、働きたい母親と仕事を依頼したい企業をつなぐ「リングワークス」をスタートした。

 同イベントは、「ママがやりたいことを気軽に話す場」として企画。昨年11月には県内16カ所で開催した。共同代表の北村きよみさんは「夢や目標というと実現しなければならないというプレッシャーを感じてしまう人も多いが、妄想なら思っていることを気軽に話せる。まずは、言葉にしてみることが大切」と話す。

 当日は、約80人が参加。市内を中心に、茅野市や飯田市など幅広い地域から集まり、男性の姿も見られた。同団体の取り組みなどを紹介した後、6人1組のグループに分かれて「妄想」がスタート。「こんなことができます」「こんなことをやりたい」「こういうことがあったらいいな」という思いを書き込んだ紙を掲げながら、1人ずつ自己紹介を行った。普段の仕事や、「食べ歩き」「ものづくり」など好きなことから話題が広がり、各グループは徐々に和気あいあいとした雰囲気に。「子どもが学んだり遊んだりできる場を知りたい」「家事代行サービスがほしい」など、会話も弾んでいた。

 これまで、同イベントをきっかけに「子ども食堂」や「マルシェ」が実現したという。「当たり前のようにやっていること、自分が好きでやっていることの中に可能性がある。それを言葉にすると、誰かが後押ししてくれる」と北村さん。同団体では、在宅ワークに役立つセミナーやパソコン初心者向け講座なども企画している。「特別なスキルはない、何もできることはない、というママも多いが実はそうではない。子育てなどで社会と離れていると感じているママと、ママの力を必要としている人たちをつなげていければ」とも。

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