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松本で女性向け在宅ワーカー養成講座 関心高く、説明会も盛況

トークセッション後は各コースに分かれて説明を行った

トークセッション後は各コースに分かれて説明を行った

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 松本市は現在、来月からスタートする女性向け在宅ワーカー養成講座「Working Women Cafe」の受講者を募集している。

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 講座は11月10日から週1回、全15回。コースはホームページ制作(講師=小口順子さん)、デザイン(同=本庄みどりさん)、記事作成(同=畠山洋子さん)の3つで、実際に在宅ワークと育児を両立させた経験を持つ松本・塩尻市在住の女性が講師を務める。対象は松本・塩尻・安曇野市在住の女性で、定員を超える応募があった場合は選考を行う。

 開催場所は、企画・運営を行うコワーキングスペース「Knower(s)(ノウアーズ)」(松本市大手1)。育児や介護など、ライフスタイルに合わせた働き方が求められる中、「働く女性の仕組みづくりの一環となれば」と企画した。「在宅ワークに興味があっても、一人で始めるとなると不安を感じる人も多い。地元での経験が豊富な講師と、一緒に学べる仲間がいれば、始めの一歩も踏み出しやすいと思う」と同コワーキングスペースのスタッフ・原伶磨さん。

 10月13日には、プレイベントとして体験会&相談会が行われた。30~40代を中心に女性約40人が参加。原さんが、クラウドソーシングや全国の在宅ワーカーのデータなどを説明。「始めたことで生活の充実を感じるようになった人の率が74%と高い。収入だけではなく、やりがいという面にも目を向けてもらえれば」と話した。

 その後、3人の講師がトークセッションを行った。始めたころのことを「分からなくても聞く相手もいなくて、頼れるのは『グーグル先生』だけだった」(小口さん)、「最初は時間がかかり、時給に換算すると本当に少なかったが、続けることで慣れてきた」(畠山さん)。仕事を受注するようになっても波があり、「何のために在宅ワークをしているのか悩んだことも。子どものためなのか、将来の仕事のためなのか、考えておくことが大事」(本庄さん)。それぞれ、迷ったり悩んだりしながらも徐々にスキルアップしていったエピソードを紹介した。

 講座もプレイベントも予想以上に反響が大きいという。「需要の高さを感じている。皆さんのやる気をうまく生かせる仕組みを作っていければ」と原さん。20日にも同様のイベントを開く。「気になる方は、気軽に参加してほしい」と呼び掛ける。

 講座の申し込み締め切りは10月28日。参加無料(テキスト代は実費)。プレイベントは20日10時~12時、参加無料(要申し込み)。問い合わせは同コワーキングスペース(TEL 070-6999-1651)まで。

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