松本市の総合球技場アルウィン(松本市神林)で9月16日、J2第33節松本山雅FC対ザスパクサツ群馬戦を手話で応援するイベントが行われる。
スポーツを観戦する機会が少ない聴覚障がい者に、応援を通じて交流を深めてもらうことと、啓発活動を目的に県障がい者支援課が企画。当日は、通訳がチャントを説明して、手話で応援する。試合開始前には、スタジアム前に設けたブースで簡単な手話の紹介も予定。ハーフタイムには手話啓発動画の放映も行う。
同課では昨年、バスケットボール男子Bリーグ2部の信州ブレイブウォリアーズの試合で手話応援を初めて実施。「個人だと難しいが、皆と一緒ならと思って参加した」「楽しかったので、また応援に来たい」と好評だったという。同課担当者は「スポーツ観戦をしたくてもハードルが高いという声も多い。普段から気軽に楽しめるきっかけとなるようなイベントになれば」と話す。
現在、参加者を募集している。対象は小学生以上(中学生以下は保護者同伴)。聴覚障がい者が優先だが、手話に関心があれば誰でも参加できる。チケット代は別途必要で、大人=3,000円、障がい者手帳所持者=2,000円、小中高生=1,500円。申し込みはファクスまたはメールで受け付ける。