松本の中心市街地で8月5日、「第43回夏まつり松本ぼんぼん」が行われ、浴衣や法被姿の人たちで大いににぎわった。
毎年8月の第1土曜に行われる同祭。企業や学校などでつくる「連」と呼ばれる参加グループが、休憩を挟みながら約20分の踊りを7回踊り、コースを周回。各連の踊りを審査員が審査し、最優秀賞をはじめさまざまな賞を選出する。
17時には、松本駅東側から駅前大通り、松本城までの約6.5キロが歩行者天国に。オープニングセレモニーでは、菅谷昭松本市長のあいさつの後、開始合図の掛け声とともに軽快なサンバ調の「松本ぼんぼん」の音楽がスタート。特設ステージでは昨年最優秀賞の「井上」連が模範踊りを行った。
今年は245連、2万2500人が参加。法被やTシャツなどそろいの衣装をまとい、うちわを持ったり、かぶりものをしたりと個性あふれる各連が踊りを披露した。「どっこいどっこい」「わっせーわっせーわっせっせー」など掛け声が響き、企業名やスローガンを叫ぶ連も。見物客たちも、踊りを眺めたり、屋台での飲食を楽しんだりして過ごしていた。
21時まで踊りは続き、最優秀賞は、力強く勇ましい掛け声が通りすがりの人を引き付けた「松本自衛隊」が選ばれた。