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松本市美術館でグループ写真展「我風展」 メンバー10人、自由な表現の場に

期間中はメンバーが在廊。来場者と気軽に話す場面も

期間中はメンバーが在廊。来場者と気軽に話す場面も

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 松本市美術館(松本市中央4、TEL 0263-39-3400)2階のギャラリーAで現在、グループ写真展「我風展」が開催されている。

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 松本・安曇野地域を中心にした20~80代が参加するグループ展。出展者は、佐藤大史さん、小岩井貴之さん、恩田元司さん、青木古道さん、ホンダアヤノさん、中田あきらさん、アラカワヒロシさん、角次郎さん、柴田直明さん、大平滋子さん。それぞれが壁面を使って個性的な空間を演出。パソコンで加工したデジタルアートや、モノクロ写真、セルフポートレート、全天球カメラで撮影した写真など、被写体やジャンル、表現方法もさまざまな作品が並ぶ。

 初参加となる佐藤さんは、アラスカやカナダなどの原野へ分け入り、野生生物や風景などを撮影。同展では、写真を縦長に切り取り、縦3メートルほどの迫力あるサイズで展示する。同じく初参加の恩田さんはメーカー勤務をしながら、6年前から本格的に写真撮影を始めた。祭りで踊る若者たちの躍動感あふれる姿を写し出している。

 アラカワさんと大平さんが中心となり2012年の秋にグループを発足。写真表現の可能性の追求、地域写真文化の醸成、新人発掘などを柱にして活動を行っている。5回目となる同展は、毎年5月に開催。「メンバーの『1年間』を知る機会にもなっていて、毎回刺激を受ける」と大平さん。「それぞれの個性が混ざり合うことで新しいものが生まれるし、次世代につながっていくと感じている。表現の仕方は多彩で誰もが楽しめることを発信していければ」と話す。

 開館時間は9時~17時。入場無料。5月14日まで。13日11時30分~、14時~は佐藤さんがアラスカの生き物や生物多様性について話すギャラリートーク「地球を想(おも)ってみませんか?家族みたいに」を行う。

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