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松本市美術館で「穂苅三寿雄の世界」 大正末~昭和初期の山岳写真60点

穂苅康治さんと大輔さん

穂苅康治さんと大輔さん

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 松本市美術館(松本市中央4、TEL 0263-39-3400)市民ギャラリーで現在、山岳写真家・穂苅三寿雄の写真展「穂苅三寿雄の世界」が開催されている。

 穂苅三寿雄(1891~1966)が初めて槍ヶ岳に登ったのは1915(大正4)年。登山に日数や費用がかかった当時、登山者の増加をいち早く予想し、1917(大正6)年には北アルプスで2番目となる「アルプス旅館(1919年に槍沢小屋に改称)」を建設し、翌年から本格営業を開始した。その後、登山家、山小屋経営者、山岳写真家として活躍。槍ヶ岳を開山した播隆上人の研究や、晩年には短歌もたしなむなど、「山」をテーマにマルチな才能を発揮した。

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 同展は、槍ヶ岳での営業小屋開設100周年を記念して市が主催。北アルプスの山々を撮影したモノクロのガラス乾板写真約60点が並ぶ。常念岳や燕岳から撮影した槍ヶ岳、上高地の大正池や河童(かっぱ)橋、白馬、乗鞍、剱岳・立山連峰などのほか、噴火した焼岳を捉えたものも。三寿雄の孫で槍ヶ岳山荘などを経営する槍ヶ岳観光(埋橋1)の穂苅康治社長は「今と違って当時は撮影機器も重く、たくさん撮るには荷物も増えて大変だったと思う」と振り返る。

 これまでは地元よりも県外で展示する機会が多く、2014年3月には東京都写真美術館(東京都目黒区)で、登山家・冠松次郎と三寿雄を紹介する企画展「黒部と槍」を開催。「その時に、写真を大きく引き伸ばして展示した。また違った感じに見えて新鮮だった」と康治さん。ひ孫の大輔さんは、「モノクロ写真には力がある。ゆっくり見てもらえれば」と話す。

 開館時間は9時~17時。入場無料。月曜休館。4月16日まで。

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