松本・縄手通りに3月28日、ピザ専門店「ピッツェリア Aletta（アレッタ）」（松本市大手4、TEL 0263-88-7412）がオープンした。

毎週土曜にはパフォーマンスも

　店舗面積は約30坪。席数はカウンター、テーブル合わせて26席。音楽に合わせてピザを回すなどのパフォーマンスを競う「ジャパン・ピザ・エキスポ2012」シングルアクロバット部門で優勝した赤羽勇治さんが開業。毎週土曜にはピザパフォーマンスを行う。

　ピザは昼夜で生地の作り方や焼き方を変え、昼は食べ応えのある「ナポリタイプ」、夜は酒のつまみになるようパリッとした「クリスピータイプ」で提供。「マルゲリータ」（800円）や「ビスマルク」（1,000円）などの定番や、照り焼きベースの「山賊焼きピザ」（1,100円）など15種類以上を用意する。

　デザートピザは2サイズ展開で、「信州林檎（りんご）と蜂蜜」（フルサイズ＝1,000円、スモールサイズ＝500円）、「チョコバナナ」（同＝1,200円、同＝600円）など。「カフェ利用も意識した。いくつかシェアしてお茶を楽しんでもらえれば」と赤羽さん。ピザはテークアウトにも対応する（別途箱代100円）。

　赤羽さんは5年ほど前、ユーチューブで世界チャンピオン・赤荻一也さんの動画を見て、ピザパフォーマンスに興味を持った。独学で始めたが難しく、埼玉の赤荻さんを訪ね、本格的に取り組み始めた。目標としていた同大会で優勝を果たしたが、「当時は料理人ではなくパフォーマーだった。優勝して『ピザを作れるの？』と聞かれたことが悔しかった」と料理人になることを決意。埼玉のピザ店で3年ほど働き、生地作りやトッピング、焼くときの温度調整などを学んだ。「料理は繊細。競技用の生地とは全く違うので苦労した」と振り返る。

　店を切り盛りしながら、パフォーマンスを披露する時間も設ける。「特に子どもたちは楽しんで見てくれる。今度は自分の姿を見て、やってみたいと思ってくれるような人が増えるとうれしい」と赤羽さん。「キッズスペースやメニューもあるので、子ども連れももちろん、多くの人に足を運んでもらえれば」とも。

　営業時間は10時～20時。パフォーマンスは土曜19時過ぎ～。