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松本・浅間温泉で画家・野村剛さん個展 昼と夜の空間、襖絵で表現

「昼」の空間には青い空と海が広がる

「昼」の空間には青い空と海が広がる

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 松本・浅間温泉の「手仕事扱い処(どころ)GALLERYゆこもり」(松本市浅間温泉3、TEL 0263-46-2066)で現在、画家・野村剛さんの個展「野村剛展2016 夏」が開催されている。

光の加減で印象が変わる「波」

 塩尻市出身・在住の画家・野村さんによる個展。8色の色粘土を混ぜて、さまざまな色を作って制作する絵画のほか、立体作品なども含め40点以上を展示する。

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 襖絵(ふすまえ)は、縁も含め全て制作。同ギャラリーの2つの部屋を仕切っている4枚立ての襖をはじめ、2枚立てと天袋のもの、合わせて3つを作った。2つの部屋を昼と夜の空間に分け、片側は空と海を描いた青色に。もう片側は松本の街の夜景が広がる。

 友人の作品を見るために同ギャラリーを訪れた野村さんが、「どうしても襖に絵を描きたい」と同ギャラリーの瀧沢一以さんに2年ほど前に打診。最初は断られて諦めかけたが、野村さん自身の身の上に「ありえないこと」が起こったのを機に「諦めなくてもいいんじゃないかと思い、再度申し出た」。熱意にも押され、「今ある襖に描くのではなく、新たに作るというのでまあいいかな、と(笑)」と瀧沢さん。木工部分は朝日村の家具作家・藤牧敬三さんが担当。ベースはペンキなどを使って塗り、縁をはめてから粘土とアクリル絵の具を使って描き込んだ。

 ほかに、絵画作品や立体作品も展示。透明なアクリル板に描かれた「波」は、光の加減で印象が異なる。ちゃぶ台に置かれたアイスキャンデーの袋や棒、DMにも使用した列車が走る蚊取り線香のオブジェ作品も。ヒグラシの声を模した口笛をBGMにするなど、遊び心を感じる空間に仕上げた。

 同ギャラリーで野村さんが展示をするのは今回が初めて。「うちで平面(絵画)の作品を扱うのも初めて。平面、という言葉では伝えきれないほど空間全体が一つの作品になっていると思う」と瀧沢さん。野村さんは「襖絵を中心にさまざまな形で表現が広がった。ぜひ足を運んでもらえれば」と呼び掛ける。

 作品は全て販売する。オブジェ=2,000円~、絵画=2万円~など。営業時間は10時~18時(土曜は21時まで)。木曜・金曜定休。8月28日まで。

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