松本・並柳に5月20日、創作居酒屋「灯り家(あかりや)」(松本市並柳3、TEL 0263-87-8359)がオープンした。
店主の須藤弦伸さんが弱冠23歳で開業した同店。「子どものころから店を持ちたいとずっと思っていた。若いこともあって、お客さまにもかわがってもらっている」と笑顔を見せる。席数はテーブルとカウンターで25席。今後、奥にある座敷12席も使えるようにするという。
メニューは、新潟から直送で届く魚を使った「本日のおススメ」をはじめ、「灯り家のポテトサラダ」(580円)、「ホルモンの天ぷら」(680円)や、自家製のクリームチーズを使った「クリームチーズやっこ」(530円)、「自家製チャーシュー」(680円)など。「できる限り手作りにこだわり、しょうゆやソースも作っている」と須藤さん。「1軒で満足してもらえるように」と、利尻昆布などを使ってだしを取った「〆のラーメン」(730円)、「甘辛チキン丼」(780円)などのご飯ものや、温かい栗(くり)ペーストを組み合わせた「栗っこアイス」(450円)などのデザートも用意する。
アルコールは、ビール、ワイン、焼酎、サワー、カクテルなど幅広く取りそろえる。日本酒に力を入れ、12~13種類を提供。現在は「岩波辛口」(グラス380円、1合650円)、「十六代九朗衛門」(グラス400円、1合680円)、「幻舞」(グラス430円、1合730円)など県内のものが中心で、今後は県外のものも増やす予定だという。「珍しいもの、ほかではなかなか飲めないものをセレクトしたい」。ほかに、たる詰めでサーバーから注ぐスパークリングワイン「ポールスター」(450円)も。
市内の飲食店数店で7年ほど働き、店舗の新規立ち上げにも何度か携わってきた須藤さん。物件を探す中で、「店が密集している場所よりも、自分が店を出すことでその地域ににぎわいが生まれたら面白い」と考え、この場所に行き着いた。店名にも「地域に明かりがともり、人が集まる場所になれば」という思いを込める。「宴会や貸し切りなどにも柔軟に対応する。家のように帰ってきたと思えるような店にしていきたい」とも。
営業時間は17時30分~翌1時。