松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で現在、松本市在住のアクセサリー作家・山本葵さんの個展「春の山と山の花」が開催されている。
「mauve(モーヴ)」のブランド名で活動する山本さんは、主に真ちゅうなどの金属を使って制作。山や動植物、登山道具などをモチーフにしたオブジェやオーナメントをはじめ、ネックレスやピアス、ブレスレットなどのアクセサリー約170点を展示する。
ピッケル、カラビナ、テントなどの登山道具や高山植物をモチーフにしたピンバッジとキーホルダーは、山をかたどった台紙を付けて並べた。上からつるしたオーナメントの形は、キラキラと輝く山のほか、落ち着いた色合いの高山植物も。金属を焼いたりお茶で煮たりして、さびたような色を出しているという。キーホルダー型のベルや、つるすタイプのチャイムなど音がする作品は、きれいな音色が楽しめる。
山本さんは2002年に千葉県から移住。その後、頻繁に山へ行くようになり、「山の楽しさを表現できれば」と2012年から山をテーマにした個展を同店で開催してきた。出産のため、昨年は個展を休んだが、子育てをしながら制作を進めてきたという。
作品と一緒にディスプレーする水彩画は、同店オーナーの熊谷俊行さんが同展に合わせて描き下ろし、額も制作した。マイヅルソウやコマクサなどの高山植物や、京ヶ倉・大城などが淡いタッチで描かれている。「作品数が足りないかも…と心配していたので展示が寂しくならないようにと用意したが、実際に搬入してみると、十分な数だった(笑)」と俊行さん。「人気のあるものは早いうちになくなってしまうので、気になる方は早めに来ていただければ」と話す。
価格は、オーナメント=1,200円~、ピンバッジ=1,800円~、ピアス=2,000円~、つりさげ型チャイム=3,000円~など。営業時間は11時~20時。火曜、第1・第3月曜定休。4月24日まで。