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松本・笹部にパン店「アマファソン」 千葉の人気店が移転、長年の思い実現

開店直後が一番多くパンが並ぶ

開店直後が一番多くパンが並ぶ

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 松本・笹部に5月15日、パン店「Boulangerie a ma façon(アマファソン)」(松本市笹部4、 TEL 0263-87-1835)がオープンした。

レーズンからおこした自家製酵母を使ったパン

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 店名はフランス語で「私らしく」の意。店舗面積は約21坪で、店内にはフランスの雑貨や写真などをディスプレーする。豊原顕一さん・恵子さん夫妻が千葉県・八千代市で8年間営業した店舗を移転。パン作りから接客まで2人で対応する。

 パンは60種類ほどを用意。ハード系や食パンをはじめ、総菜系、菓子パン系など幅広い種類が並ぶ。ハード系は「パン オ ルヴァン」(ホール=580円、2分の1=290円)や「バゲット アマファソン」(275円)など生地を味わえるものや、クルミやレーズン、オレンジピールなどが入った「メランジェ」(大=460円、小=230円)、ソーセージを粒マスタードと包んだ「ソシソン」(230円)など。「かみしめるほど味が出て、酸味と甘みが楽しめる」と恵子さん。

 食パンは、生クリームと牛乳でコクを加えた「パンドミ」(280円)や、信州産小麦粉を使用した「パンドミ アマファソン」(260円)、玄米粉を配合した「玄米のパン」(320円)など数種類を展開する。スライスしたパンに具材をのせたタルティーヌや、フルーツのダノワーズ(ディニッシュ)なども。

 旅行などで年に1度は松本を訪れ、ずっと憧れていたという恵子さん。2007年、実家の近くの八千代市で開業したが、その後も思いは持ち続けていたという。「街の雰囲気や、個人で営むお店がたくさんあることにも心が引かれた」。今年3月に移住し、準備を進めてきた。住宅街に店を構えたことについて、「普段の暮らしになじむ、生活圏にある店にしたいという思いがあった」と話す。

 「地域の方と一緒に時を重ねていくことができればうれしい」と恵子さん。「最初はお母さんに抱かれていた赤ちゃんが、歩いて一緒に来てくれるようになって、そのうち一人で買い物に来てくれる。そんなお店にしていければ」とも。

 営業時間は10時~18時(売り切れ次第終了)。水曜、第1・3木曜定休。

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