松本・南浅間にパンと焼き菓子の店 自宅の一角を改装し主婦が開業

「お客さんとの何気ないやり取りも楽しい」と小林さん

「お客さんとの何気ないやり取りも楽しい」と小林さん

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 松本・南浅間の市北部福祉複合施設「ふくふくらいず」北側に4月6日、パンと焼き菓子の店「cache-cache(カシュカシュ)」(松本市南浅間、TEL 0263-33-1950)がオープンした。

夕方ごろには売れ切れてしまうことも

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 自宅リビングの一角を店舗として改装。ショーケースには常時10種類ほどの手作りパンを並べる。小麦粉は北海道産「春よ恋」を使用。餡(あん)やライ麦など、小麦粉以外もできる限り国産のものを使う。「家族に食べさせたくないようなものは作りたくない」と店主の小林美香さん。「作るのも売るのも私なので、何が入っているのか気になることは何でも聞いてもらえれば」と話す。

 「バターの扱いが大変なので(笑)」と名付けた「苦労ワッサン」、「ベーグル」(以上135円)などの定番のほか、「本日のロールパン」(110円)など日替わり、季節のパンなどを提供する。現在は、白餡が入った「桜あんぱん」(130円)や「いちじくとクリームチーズのライ麦パン」(115円)など。焼き菓子は、「ヘーゼルナッツトルテ」(180円)やクッキー(300円)など数種類を用意する。

 小林さんは28歳のときに調理師免許を取得。子どもが生まれてからは特に「食」への関心が高まり、「いつかは自分で店を出したい」という漠然とした気持ちを持っていたという。「50歳を過ぎ、子育ても介護も一段落して、『いつか』が来たのだと思った」。昨年6月ごろに開業を決意し、秋には商工会議所で創業セミナーを受講。「資金面についてアドバイスをもらったり、仲間もできたり、とても有意義な時間だった」と振り返る。

 場所柄、学生の利用者も多いという。「息子くらいの年齢の子が来てくれると何だかうれしい」と小林さん。「若い方から高齢の方まで、ふとパンを食べたい思ったときに来てもらえるような店にしていければ」とも。

 営業時間は9時~18時(売り切れ次第終了)。日曜定休。

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