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松本市美術館で「奏でる工芸」&「はぐくむ工芸」-音楽と手仕事に触れる

「奏でる工芸」ではバイオリンのボディーを削る体験も

「奏でる工芸」ではバイオリンのボディーを削る体験も

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 松本市美術館(松本市中央4、TEL 0263-39-3400)で現在、「奏でる工芸」と「はぐくむ工芸」が開催されている。月間イベント「工芸の五月2014」の一環。

芝生の上に並ぶ子ども椅子

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 「奏でる工芸」は、松本市中山に工房を構える「弦楽器いづつ」による製作の実演や体験。同工房の弦楽器職人・井筒信一さんが手掛けたバイオリン、チェロなどの弦楽器を展示する。ノミやカンナなどの道具や、塗装前のボディーやネックなども。実際に、カンナを使って木を削る体験もできる。室内では、井筒さんをはじめ、井筒さんの下でバイオリンを製作している生徒たちが、製作過程について説明。来場者は、話を聞いたり楽器を弾いてみたりしながら、弦楽器に触れていた。

 「はぐくむ工芸」は今年で3回目。同館中庭の芝生の上に、25人の木工作家が制作した子ども用椅子約60脚が並ぶ。背もたれやひじ掛けがあるもの、スツール、ベンチなど素材もデザインもさまざまで、ウサギや昆虫などをかたどったものや、飛行機をモチーフにしたものも。座ったり手に取ったりしながら、子どもたちだけではなく大人も楽しむ姿が見られた。

 5日には、同館中庭で「夕暮れお気楽コンサート」を開催。7人の子どもたちと「音喜楽BOYS(おきらくボーイズ)」の近藤聡さん、嘉納雅彦さんによるバイオリンとチェロの演奏を行う。開演時間は16時~。入場無料。「せっかくの機会なので、子ども椅子に座って音楽を楽しんでほしい」と工芸の五月企画室の古藤未来さん。「ゴールデンウイークに家族連れでぜひ」と呼び掛ける。

 開催時間は9時~17時。入場無料。5月6日まで。子ども椅子は、5月10日~25日は市内の15店舗で、5月31日~6月30日は中町の「GRAIN NOTE」で展示を行う。

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