安曇野市に6月8日、スープカレー専門店「スープカレー ハンジロー」(安曇野市穂高、TEL 0263-82-0688)がオープンした。
店舗面積は約15坪。席数は、テーブルとカウンター合わせて18席。店舗横には川が流れ、景色とせせらぎを楽しみながら食事ができる。ロケーションを楽しめるようにと、テラス席も設ける。
カレーは、スープの濃さや辛さ、ライスの量などを細かく選べるのが特徴。ランチタイムは3種類のセットを用意。「彩り野菜のスープカレー」(1,380円)、「信州ハーブ鶏と彩り野菜のスープカレー」(1,480円)、「香味豚のローストと彩り野菜のスープカレー」(1,580円)は、それぞれに前菜サラダ、ライスまたはバケット、デザート、ドリンクが付く。ディナータイムには「骨付きチキンのスープカレー」(1,100円)や「森々キノコと焼きベーコンのスープカレー」(1,450円)など単品で提供。トッピングも「ゴーダチーズ」(100円)や「ひきわり納豆」(150円)、「厚切りベーコンステーキ」(350円)など充実させる。「月替わりのメニューも作っていきたい」と店長の藤井拓也さん(38)。
藤井さんは松本市出身。大学卒業後、出版広告会社で5年半ほど勤めた後に、スープカレーの本場・北海道の「らっきょ」で3年間修業し、2006年に横浜で開業した。昨年、安曇野に住んでいた祖父母が所有する土地内に、スープの仕込みと仕入れの拠点とするための工房を設立。安曇野と横浜を往復する生活を送っていたが、「いつか地元で店を持ちたい」という思いから移転を決意。横浜の店舗は「らっきょ」が引き継いだ。
「高齢の方が『スープカレーを初めて食べた』と喜んでくれたのがうれしかった。スープカレーはこちらであまりなじみがないと思うが、安心して食べてもらえるような味なのでぜひ気軽に来てほしい」と藤井さん。「信州の文化を学びながら飲食について深く掘り下げていきたい。安曇野の『ご当地カレー』がスープカレーになれば」とも。
営業時間は11時~14時30分、17時30分~21時(共にラストオーダー)。水曜・木曜定休。