松本民芸館で企画展「沖縄に咲いた民芸」-紅型着物や陶器など120点

表情が愛らしいシーサー(右下)や、古琉球紅型を復元した作品(左上)

表情が愛らしいシーサー(右下)や、古琉球紅型を復元した作品(左上)

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 松本市里山辺の松本民芸館(松本市里山辺下金井、TEL 0263-33-1569)で現在、企画展「沖縄に咲いた民芸」が開催されている。

 同館創設者の民芸作家・丸山太郎氏が収集した品から、紅型(びんがた)着物や陶器、ガラス、張り子など約120点が並ぶ。朝日村で紅型染めを行っている「紅型・型絵染 鹿子(かのこ)」の古琉球紅型を復元した色鮮やかな作品も同時に展示する。

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 沖縄の織物は地方ごとに表情が異なる。紅型はのり防染(色を付けたくない箇所にもち米などののりを塗って防ぐ方法)による染め物で、主に王族や貴族に用いられたという。八重山諸島で織られた、女性が男性に送った帯「ミンサー」や幾何学模様を織り込んだ手拭い「ティサージ」なども。

 入り口に飾られているシーサーは、しっくいでできている。「太郎さんはとても気に入って、機内に持ち込んで抱えて持って帰ってきたと聞いている」と館長の丸山廣登さん。展示されている漆塗りの位牌(いはい)にも、「手荷物検査で聞かれ、『位牌だ』と言うと変な顔をされた」というエピソードが添えられている。「(太郎さんは)沖縄が好きで、何度も足を運んで収集している。素朴さ、異国情緒、豊かな色彩など魅力的なところが多くあったのだと思う」と丸山館長。「日本や中国、朝鮮、東南アジアの国々との交流から生まれた独特の文化と豊かな手仕事を感じてもらえれば」と話す。

 開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。入館料は、高校生以上=300円、中学生以下は無料。月曜休館。2月24日まで。

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