松本・梓川に9月15日、ラーメン店「煮干しらあめん 燕黒(つばくろ)」(松本市梓川倭、TEL 0263-78-2915)がオープンした。
席数は、カウンター・テーブル・小上がりで25席。店長の横山晴彦さん(33)は、ラーメン店「らあめん寸八(ずんぱち)」の系列店で4年間修業。「もともと独立希望があったが、いろいろなタイミングが重なって」、念願の独立を果たした。
同店で提供するのは、新潟県県央地域(燕市・三条市)を中心に作られ食べられている「燕三条系ラーメン」。煮干しスープをベースにした背脂たっぷりの濃しょうゆ味で、麺が太く量が多いのも特徴。「自分が好きな味。松本はラーメン店が多いので、他店と差別化したくて、この辺ではあまりやっていないものを作ろうと思った」
「燕黒らあめん」(680円)は、麺が見えないほどたっぷりの背脂と、チャーシュー、メンマ、岩のり、生タマネギが載る。「見た目はこってりだが、実はさっぱり。生タマネギも燕三条系ラーメンの特徴の一つで、背脂となじむことで甘みが出る。シャキシャキとした食感もアクセントになる」。麺は横山さんが何種類か試食した中で気に入ったという、菅野製麺所(東京都大田区)の特製麺を使用する。「手切り風の麺。1本の太さが均一ではないので、食感が面白く飽きが来ない」。ほかに「チャーシュー麺」(930円)や「鉄鍋味噌らあめん」(780円)、「つけ麺」(200グラム 830円、300グラム 930円、400グラム 1,030円)なども提供する。
「ギョーザ」(5個 350円)などのサイドメニューも用意。「背脂ごはん」(200円)は、白米の上に背脂をたっぷり載せただけというシンプルなメニュー。「バターライスのような甘みのある味。バターライスが好きな人は絶対にハマると思う。手頃なのでぜひ試してみてほしい」
「あっさり好きもこってり好きも満足してもらえる味に仕上がった。女性も好きになってもらえると思う」と横山さん。「本場(燕市・三条市)の人が食べてもおいしいと思ってもらえるものにしたい」とも。
営業時間は、11時30分~15時、17時~22時(以上、ラストオーダー)。木曜定休。