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松本・中町に「かりんとう屋敷 蔵久」-明治時代の蔵生かし、カフェ併設も

カフェスペースの「上蔵」

カフェスペースの「上蔵」

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 松本・中町の女鳥羽川沿いに6 月1日、「かりんとう屋敷 蔵久」(松本市中央2、TEL 0263-36-2165)がオープンした。

かりんとうを販売する「福蔵」

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 場所は日本料理店「すみ山」跡。2つある蔵のうち、築200年の東の蔵を「上蔵(あげくら)」としてカフェスペースに、築120年の西の蔵を「福蔵(ふくくら)」としてショップに改装。蔵造りを生かした店内には、マスコットキャラクターの「かりんとう様」が随所に飾られている。

 「上蔵」の1階には「かりんとうまんじゅう」を揚げる実演スペースを設ける。同商品は国産の黒糖を使用し、かりんとうの食感をイメージできるようにと皮のカリカリ感にこだわった。注文が入ってから揚げ、出来立てを提供する。「オープンに合わせて開発した、ここだけの限定品」と営業部長の遠山正志さん。「かりんとうまんじゅうセット」(400円)は飲み物付きで、コーヒー、紅茶、オレンジジュース、煎茶から選べる。ほかに「謹製サイダー」(400円)や夏季限定の「かりんとうアイス」(350円)も。

 「福蔵」ではさまざまな種類のかりんとうを販売する。「かりんとうまんじゅう」(4個入り520円)や、大きめサイズのかりんとうを1つずつ包装した「源作」(8袋、390円~)、袋入りの「黒糖かりんとう」(420円)、「塩かりんとう」(380円)など。現在は、期間限定で「塩かりんとうわさび味」(380円)も用意する。来月下旬には、2階にかりんとう様グッズや縁起物を扱う「福ショップ」をオープン予定。

 2005年に安曇野市豊科で、登録有形文化財「飯田家住宅」の母屋を利用し「花・林・桃・源・郷 蔵久」をオープン。以降、都内に2店舗を出店、同店が4店舗目となる。「創業地である松本での出店をずっと思い描いていた。中町周辺の蔵で店を開きたいという願いが実現した」と遠山さん。「普段使いから贈答用まで幅広い展開で、味のバリエーションも豊富。さまざまなシーンで利用してもらえれば」とも。

 営業時間は10時~17時。水曜定休(4月~11月は無休)。

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