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松本パルコ横に「ワヰン酒場 かもしや」-信州ワインをグラスで

「これからボードを写真いっぱいにしたい」と花岡さん

「これからボードを写真いっぱいにしたい」と花岡さん

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 松本パルコ横の公園通りビルに3月26日、ビストロ「ワヰン酒場 かもしや」(松本市中央1、TEL 0263-32-6338)がオープンした。

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 店舗面積は14.4坪、席数は26席。ワインは県内産のものが中心で、「本日のグラスワイン」(500円~800円)は泡、赤、白を合わせて15種類ほどを用意する。一例として小布施ワイナリーの「小布施ブラン」「小布施ルージュ」、安曇野ワイナリーの「安曇野シャルドネ」、マンズワインの「ソラリス」、たかやしろワイナリーの「TAKANASHI」など。「まずはグラスで飲んで好みのものを見つけてほしい」とオーナーシェフの花岡純也さん。スタッフが好みを聞いて選んだ2~3種類をテイスティングしてもらうこともあるという。

 料理はワインに合うものを和洋問わず提供。タパス(各300円)は「季節のピクルス」「ラタトゥイユ」「わかさぎの甘露煮」「わさびの葉のおひたし」など数種類を用意する。「信州ハーブ鶏の一夜干し」(740円)、「SPF豚のシンプルステーキ」(980円)、「ざるそば」(680円)なども。「ワインと和食は意外な組み合わせかもしれないが、日本のワインは日本の食べ物にどこか通じるところがある。あまり構えずに楽しんでもらえれば」

 花岡さんは松本市出身。県外の調理師専門学校で学び、「一度外に出たことで、地元を客観的に見られるようになった」と話す。「長野には素晴らしいワインを作っているところがたくさんある。文化として広めたいし根付かせたい」。以前、勝沼のぶどう農家を訪ねたときに、一升瓶のワインを湯のみで飲んでいる姿を見て、「地域の文化」と感じたという。

 店内の黒板にはメニューと共に生産地の情報と生産者の写真を掲出している。「消費者と生産者をつなげたい。生産者の思いはもちろん、逆に消費者の声を生産者に届けることもしていきたい」と花岡さん。「『信州ワインのアンテナショップ』として情報が集まる場所にしていければ」とも。

 営業時間は17時~24時。日曜・祝日定休。

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