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松本市美術館で「シャガール展」-レクチャーコンサートも

大作「ユダヤ劇場への誘い」は、劇場に飾られていた状態を再現

大作「ユダヤ劇場への誘い」は、劇場に飾られていた状態を再現

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 松本市美術館(松本市中央4、TEL 0263-39-3400)で現在、同館の開館10周年を記念した企画展・第1弾「シャガール展2012愛の物語」が開催されている。

レクチャーコンサートの様子

 マイク・シャガール(1887~1985)はユダヤ人としてロシアに生まれ、フランスで活躍。詩情あふれる色彩や愛をテーマとした作品で世界的に絶大な人気を誇る。同展では、ロシアの国立トレチャコフ美術館と国立ロシア美術館が所蔵する作品を中心に、国内の優品を合わせた油彩、水彩、版画など約100点を展示する。

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 縦3メートル×横8メートルという大作「ユダヤ劇場への誘い」は、1920年に国立ユダヤ劇場の空間を飾るために制作された壁画作品。展示では同劇場に飾られていた状態を、ほかの作品とともに再現している。

 18日には関連プログラムとして、東欧ユダヤの民族音楽「クレズマー」を演奏する音楽ユニット「オルケステル・ドレイデル」によるレクチャーコンサート「シャガールが愛した、故郷の旋律」が行われた。「今日は目と耳、そして心でシャガールの世界を感じてもらえれば」とクラリネット奏者で美術史家の樋上千寿さん。作品解説を交えながら8曲を演奏し、集まった観客約120人は、「手拍子のダンス」では手拍子をしたり、「ドナ・ドナ」では歌ったりして一緒に楽しんだ。

 開館時間は9時~17時(金曜は20時まで)。入場料は、大人=1,000円、大学生・高校生・70歳以上の松本市民=600円、中学生以下無料。4月1日まで(会期中無休)。3月17日には銅版画家・山本容子さんによる記念講演会「私とシャガール」(要申し込み)を、期間中は同館学芸員による「ギャラリートーク」も予定している。