JR松本駅構内に2月2日、合格祈願の絵馬掛けが設置された。
同駅改札口付近には絵馬掛けと、学問の神様・菅原道真公を祭る深志神社(松本市深志3)の分社を設置。当日朝には同神社による神事が執り行われ、駅員らが参列して奉納者の祈願成就を願った。
厚紙製の絵馬には「合格祈願」の文字と菅原道真公が描かれ、裏面には願い事と願い主を書く欄がある。願い事には自身の志望校合格のほか、子どもや兄弟姉妹の合格を願うもの、予備校の講師が受講生全員の合格を願うもの、先輩後輩の合格を願うものなどさまざま。「テストで良い結果が出せますように」「無事に進級できますように」など、受験生以外からの願い事も。
上高地線を利用する市内在住の藤原絵美さん(13)は、兄の高校受験合格を願う絵馬を奉納した。「(絵馬掛けが設置されたときから)ずっと気になっていた。自分が受験のときも、ぜひ書きたい」。
同駅では、受験シーズンに合わせた合格祈願絵馬掛けの設置を10年以上行っている。「今年は特に就職関係の願い事が多いように感じる」と同駅営業助役の小林茂雄さん。「多くの方が祈願成就するように社員一同願っています」とエールを送る。
絵馬の奉納は無料。設置は3月上旬まで。設置期間終了後は同神社でさらなる祈願を行い、焼納する。