松本・女鳥羽橋近くに10月6日、スパニッシュイタリアン「俺のパスタ&タパス 藤原商店」(松本市大手1、TEL 0263-31-5057)がオープンした。場所は5月まで営業していた「オー・クリヨー・ド・ヴァン」跡。
店舗面積は約27坪。席数はテーブル26席、テラス10席を用意する。店内は白と濃い茶色を基調に、ソファやテーブルクロスなどの赤をポイントに使う。
メニューはパスタとタパスが中心。太めの生パスタは店内で作り、大きな五右衛門釜でゆで上げる。モチモチ感のある麺は、オープン予定日を遅らせてまで試作と試食を繰り返し作り上げた。麺に合うソースも試行錯誤し、完成したのが「俺流極旨ミートソース」(900円)。コクのある濃厚なソースに合うトッピングも考え、温泉卵、納豆、揚げナス(各50円)、キムチ(150円)などを用意する。
タパスは、シェフの杉田尚さんが以前勤めていた銀座の店で出していた「銀座8丁目の山賊焼」(780円)や、ジャガイモとソーセージの上にのせた半熟卵を絡めながら食べる「こだわりたまごのエステルヤード」(1,150円)などを提供。アルコールはカクテル、ワインなどを用意。ボトルワインはイタリア、スペイン産の厳選した8本を2,980円均一で提供する。
運営は「エフエス・リノベーションプランニング」(大手1)。「複数店舗での展開を考えて、(店舗だけではなく)会社を立ち上げた」と外食事業部部長の田邊達也さん。田邊さんと杉田さんは10年以上前に飲食業の仕事で知り合い、いつかは店を持ちたいと話していたという。東京・銀座で働いていた杉田さんが戻ってくることになったのをきっかけに、7月に会社を設立。「まずは1店舗目。これから少しずつ出店していきたい」(田邊さん)。
店名の由来については、「お客さんにもよく聞かれるが…それは企業秘密で(笑)」と田邊さん。「一度来てくれた人がまた来てくれて、常連さんになってもらえるのがうれしい。自慢の自家製生パスタをぜひ試してみてほしい」と話す。
営業時間は11時30分~22時45分(ラストオーダー)。火曜定休。