松本城中央公園特設ステージなどで7月25日・26日、「第22回国宝松本城太鼓まつり」が行われ、約9,000人の観衆が勇壮な太鼓の音色を楽しんだ。
公演には松本市内から浅間温泉火焔太鼓、国宝松本城古城太鼓など7団体のほか、全国から小浜風童太鼓(福島県)、和太鼓集団 鼓鐵(滋賀県)、たぶせ山城太鼓(山口県)など11団体が参加。「今回は全国から20組ほどの応募があり、その中から松本で初めて公演する団体を主に出演をお願いした」と同イベント実行委員会。あいにくの小雨交じりの空の下、各団体はさまざまなスタイルの演奏を披露した。
市内から参加の和太鼓鳴桜(なお)は、ステージから降りて踊りながら演奏したり、松本ぼんぼんを祭りばやし風に演奏するなど、観客を楽しませた。終盤には、今回のゲストとして参加した「鬼太鼓座(おんでこざ)」(静岡県)が演奏を披露。大太鼓の深い音色が松本城公園に鳴り響いた。
松本城では、本丸東側にある「太鼓門」の復元10周年を記念して今月25日~8月23日、門内の特別公開も実施。8月31日までは、浴衣など和装で訪れると本丸庭園と市立博物館の入場料が無料になるサービスも行う。