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劇団「マツモト・ザザ座」が第2回公演 宮沢賢治作品から想像力を

10月5日に行われた稽古の様子

10月5日に行われた稽古の様子

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 劇団「マツモト・ザザ座」による公演「ケンジと風と運動会」が10月13日・14日、才教学園(松本市村井町北)2階講堂で上演される。

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 宮沢賢治の3作品を軸に、メンバーがさまざまな賢治作品を読み込み、構成・演出を担当する加藤直さんと共に創り上げた。「風」をテーマに、言葉をコラージュのように紡ぎ、歌や踊りも交えて表現する。

 10月5日に行われた稽古では、歌や動きを確認。歌詞に出てくる賢治作品ならではの印象的な言葉について、加藤さんは「歌になると流れてしまうので、言葉としてちゃんと置く意識をする。どういう気持ちで歌うのかを考えてほしい」と問いかけた。

 同劇団は、プロのアーティストと演劇や演劇表現を探るワークショップ「まつもと演劇工場(シアターファクトリー)2023」に参加したメンバーが昨年10月に結成。今年2月に旗揚げ公演を行った。春には第2回公演に向けた準備を開始。今回初参加の人も含め、10~80代およそ15人のメンバーが、議論を重ね制作を進めてきた。

 6月ごろから週末を中心に稽古を重ねている。100年読み継がれている賢治作品は「今読むと新たな発見がある」と加藤さん。「誰でも簡単に情報を得られる現代、わざわざ会場に足を運んで、生身の表現と出合うのが演劇の面白さ。想像力を膨らませて、さまざまな見方を楽しんでもらえれば」と話す。

 開演時間は、13日=13時、16時、14日=11時、14時。料金は一般=2,000円、18歳以下=1,000円。保護者1人につき6歳~18歳の1人が無料になる「いっしょに観(み)よう!割」も用意する。チケット予約はウェブサイトで受け付ける。

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