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朝日村の新鮮なビーツ使った「ボルシチ」商品化 村民有志らが開発

朝日村産のビーツを広めようと開発された「あさひのボルシチ」

朝日村産のビーツを広めようと開発された「あさひのボルシチ」

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 朝日村の有志らで構成する「朝日村ビーツプロジェクト」が同村産の根菜・ビーツを広めようと8月26日、「あさひのボルシチ」の販売を始めた。

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 同プロジェクトは、2022年に村内で行われたウクライナ支援イベント「ボルシチまつり」をきっかけに、村の特産物であるビーツをPRしようと、翌年3月に発足。ウクライナの人からもらったレシピを基に、日本人好みの味に調整。ケチャップをトマトに変えて酸味を出し、ハーブのディルで香りを出した。スープの具材は、ビーツをはじめ、国産の豚肉やジャガイモ、キャベツ、ニンジン、タマネギなど。本来であれば野菜は千切りにするが、食感を楽しめるよう、大きくカットした。

 製造過程でビーツの赤い色が抜けてしまう課題があったが、収穫直後の新鮮なものを使うことで改善。国内外のレトルトのボルシチを集めてスープの赤さや味を比べたり、本場の味を知るウクライナ人に試食をしてもらったりして、開発を進めてきた。

 販売当初から多くの人が買い求め、現在は品薄状態だが、今月末には商品を補充する予定だという。プロジェクトの事務局を務める同村観光協会の上條喜美雄事務局長は「本格的な味わいに仕上がった。ビーツを知ってもらい、消費拡大につながれば」と期待を込める。プロジェクトの上條典泰会長は「日本だとボルシチはまだまだマイナーな料理。この商品をきっかけに、関心を持ってもらえたらうれしい」と話す。

 200グラム入りで、価格は800円。井上百貨店本店とアイシティ21のほか、村内のファミリーマートなどで販売する。

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