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塩尻にカフェ「シフォン」 料理好きの夫婦が開業、至る所に猫のモチーフ

木をふんだんに使った明るい雰囲気の店内

木をふんだんに使った明るい雰囲気の店内

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 「カフェシフォン」(塩尻市広丘吉田、TEL 0263-50-6635)が塩尻北インターチェンジの近くにオープンして1カ月が過ぎた。

店舗外観

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 太田賢次さんと春美さんが夫婦で切り盛りする。店舗は、爽やかなレモン色の外壁と三角屋根が特徴。天井が高く開放的な店内は、木をふんだんに使い明るい雰囲気に仕上げた。店名は愛猫の名前。ロゴや看板は猫をモチーフにしたデザインにし、店内には猫形の時計や愛猫の絵を飾る。店舗面積は約20坪。カウンター席とテーブル席合わせて18席を設ける。

 ランチプレートは、和食と洋食のほか、野菜をふんだんに使ったサラダの3種類。「和ランチプレート」(1,800円)にはメインのおかずに複数の小鉢やご飯、みそ汁などを付ける。ほかに、和牛すね肉をじっくりと煮込み季節の野菜をトッピングする「欧風カレー」(1,500円)や、2種類から選べる「パスタセット」(1,300円)、「ホットサンド」(600円)も用意する。賢次さんは「自家製の野菜を使っている。味はもちろん、見た目にもこだわった」と話す。

 デザートは、「長門牧場のソフトクリーム」(400円)やシフォンケーキ(350円)などを提供。「シフォンブレンドコーヒー」や紅茶(以上450円)などのカフェドリンクのほか、生ビールやグラスワイン(以上600円)などのアルコールもそろえる。18時以降は、予約制でディナーにも対応する。

 賢次さんは長年、大手電機メーカーに勤め、およそ17年間、海外に単身赴任していた。「料理が趣味で、海外生活中はよくホームパーティーを開いて、友人らに食事を振る舞っていた」と振り返る。

 春美さんも料理が得意で、以前から「カフェを開きたい」と話していたという。夢を実現するため、2年前から建築事務所に相談し、打ち合わせを重ねてきた。所有地で物置があった土地を利用し、昨年11月、建築工事に着手。賢次さんは、6年ほど勤めたOA機器を扱う会社を3月で退職し、オープンに向けて本格的に準備を進めてきた。

 「大変なことも多いが、妻と一緒に、伸び伸びと働けている」と賢次さんは笑顔を見せる。オープン後は、ランチの時間帯を中心に、女性や家族連れが多く訪れるという。「地域の人たちの憩いの場にしていきたい」とも。

 営業時間は10時~16時。火曜・水曜定休。

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