松本・巾上に10月20日、洋風居酒屋「hava」(松本市巾上4、TEL 0263-87-6065)がオープンした。
店舗面積は約15坪。席数はテーブル、カウンター合わせて20席で、現在、店の奥に個室を増設している。店内は落ち着いた雰囲気に仕上げ、ゆっくりできるようにと椅子も低めのソファを選んだ。オーナーシェフの滝沢健悟さんは「繁華街からは少し外れた場所にあるので、わざわざ来てくれたお客さまにくつろいでほしい」と話す。
メニューは北陸から直送する魚介類が中心。その日に仕入れた魚を使ったカルパッチョやフリット、アクアパッツアなどを提供する。ほかに、「エビ、イカ、タコのトマト煮込み」(700円)、「いろいろ野菜のグリル」、「熟成骨付き仔羊(こひつじ)のグリル(1本)」(以上800円)、「自家製パンチェッタとキノコのクリームパスタ」(1,100円)なども。
ワインに力を入れ、フランスやイタリア産以外に、チリやアルゼンチン産などリーズナブルなものを用意する。グラスは500円~、ボトルは2,500円~。ワインメニューには、特徴と相性のいい料理をコメントとして添える。「ワインは好きだが、紹介するのは難しくて(笑)。自分が飲んで感じたことを参考にしてもらえれば」。ビール、ハイボール、焼酎、カクテルなども取りそろえる。
滝沢さんは安曇野市出身。松本市内の飲食店数店で11年ほど働いていたが、2014年の夏、交通事故に遭い、長期入院を余儀なくされたことが独立開業のきっかけとなった。「30歳をめどに店を持ちたいと思っていたが、事故で仕事を離れることになったので、少し早いタイミングだが独立を決めた」と振り返る。今年3月に物件を決め、4月から改装に着手。電気や水道以外はできる限り自身の手で行った。「大工の友人に教えてもらいながら、コツコツと進めてきた。半年もかかってしまったが、われながらいい雰囲気に仕上がったと思う」と笑顔を見せる。
作業中に声を掛けてくれた近所の人や通り掛かりの人がオープン後に来店しているという。「気にしてくれていたのだと思うととてもうれしい。この店を選んで足を運んでくれる人に満足してもらえるような店にしていきたい」と意気込む。
営業時間は17時~23時(ラストオーダー)。