松本の書店「丸善松本店」が入る「conglo(コングロ)M」1階に3月22日、コーヒーショップ「Mi Cafeto(ミカフェート)松本店」(松本市深志1、TEL 0263-88-3480)がオープンした。
ミカフェートは、世界各地でコーヒー農園の開発と研究を行っている「コーヒーハンター」川島良彰さんが2008年に設立。「品質のピラミッドを形作り、本当においしいコーヒーを知ってもらい、コーヒーを好きになってもらう」ことをミッションとしている。「高級なものを勧めるのではなく、まずはコーヒーを知ってもらうことを大切にしたい」とショップマネージメント部の渡邊亜弓さん。東京・元麻布の本店、表参道、吉祥寺、韓国・釜山に続き5店舗目となる同店は初の「ブックカフェ」スタイル。購入した本や雑誌を読みながらくつろぐことができる。店舗面積は35坪、席数は約40席。
コーヒーは、「グラン クリュ カフェ」「プルミエ クリュ カフェ」「コーヒーハンターズ」の3ブランドを展開。全て注文を受けてからハンドドリップで入れる。最高品質の「グラン クリュ カフェ」は特級の畑で栽培する豆を使い、木や果実の選別から収穫、精選、運搬、保管、包装まで徹底した品質管理を行っている。現在は、グアテマラの「サン・セバスティアン農園」(1,200円)を用意。希少種や独特な農法・精選方法で編み出された「コーヒーハンターズ」は現在、「ブルボン・エリテ」「キレマ・チャーチ・キリマンジャロ」(以上Mサイズ=450円、Lサイズ=550円)を提供する。コロンビアの3つの農園の豆をブレンドした同店限定の「松本ブレンド」(Mサイズ=400円、Lサイズ=500円)も。「クロワッサンサンド」(350円~)や「ガトーショコラ」(500円)など軽食やスイーツ類も用意する。
コーヒー豆は販売も行う。「グラン クリュ カフェ」「プルミエ クリュ カフェ」はシャンパンボトル、「コーヒーハンターズ」はペットボトル入り。「コーヒーハンターズ」の中から12銘柄をドリップパックにした「プエンテ」も扱う。「プレゼントにも最適。今後はギフトの提案もしていきたい」と同店の山崎かおりさん。
店内ではイベントなども開催。4月19日・20日には、川島さんによるコーヒーの入れ方セミナーを行う。「コーヒーや本にまつわるイベントも企画していきたい」と山崎さん。「松本は文化と歴史、そして水がおいしい街。コーヒー文化を根付かせ、発信していければ」とも。
営業時間は10時~20時。コーヒーセミナーの予約・詳細は同店まで。