日本初・オルゴールDJ、松本の古民家カフェでコンサート開く

手回しオルゴールを奏でながら歌う臼井さん

手回しオルゴールを奏でながら歌う臼井さん

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 古民家を利用したカフェ「sabouしが」(松本市殿野入、TEL 0263-64-4164)で4月20日、オルゴールDJのんのんこと臼井則孔さんのコンサート「オルゴールのあるひととき」が行われた。

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 臼井さんは穂高町の出身で、現在は下諏訪町を拠点に活動している。自身でアレンジした楽曲を、手回しのオルゴールを演奏しながら歌うという独特なスタイルで「日本初のオルゴールDJ」として、オルゴールコンサートを県内外で開催している。

 コンサートでは「アベマリア」や「アメイジンググレイス」など10曲を披露。手回しのオルゴールに穴の開いた紙を差し込み、右手で回しながらハンズフリーマイクで歌う臼井さん。オルゴールだけではなく波の音や小鳥のさえずりなどのBGMを加えての演奏もあり、オルゴールの音色と臼井さんの澄んだ歌声のコラボレーションに、観客はじっくりと聴き入った。アンコールでは「誰もが知っている曲なので一緒に歌ってください」と「ふるさと」を演奏し、約1時間のコンサートは終了した。

 コンサート開催は、同店スタッフの親せきが以前松本市内のレストランで行われた臼井さんのコンサートを見て感動し、紹介したのがきっかけ。臼井さんにとって古民家で歌うのは初めてだったが「とても気持ちよく演奏できた。店自体も自然で、店の外も自然。自然に抱かれている感じがした」と話す。

 同店がコンサートを企画したのは今回が初めて。古民家を改築した店内は、天井も高く、フロアは部屋区切りで利用できるようになっている。演奏中に部屋を移動すると、音の響き方が違うといい、「店内のいろんな場所で、いすに座ったり、床に座ったり、思い思いの状態で聴いてもらえれば」(同店スタッフ)。今後も食事だけでなく、古民家という利点を生かして、ギャラリーやコンサートなどを行っていく予定。「ただ『音楽を聴く』だけではなく、その人の『生き方』や『人柄』が伝わるようなコンサートをやっていければ」と話す。

臼井則孔ホームページsabouしがデジタルデータが奏でるオルゴール-松本の企業がモデル機を完成(松本経済新聞)シブヤ西武に欧州宝飾品やオルゴールを扱う新店-百貨店初(シブヤ経済新聞)

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