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安曇野で企画展「時のうつろい」-作家4人が個性さまざまに「時計」制作

さまざまな時計が並ぶ会場

さまざまな時計が並ぶ会場

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 安曇野市の「ギャラリー・シュタイネ」(安曇野市穂高有明、TEL 0263-83-5164)で現在、企画展「時のうつろい」が開催されている。

若林さんの時計はロボットや人の形

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 2回目の開催となる同展。出展はサンガキヌヨさん、若林孝典さん(以上、木工)、宮嶋昭夫さん(鉄工)、宮島司織里さん(金工)。約40点を展示する。

 同店初の扱いとなる若林さんは、樹皮の質感を生かしたものや、ロボットや人の形をした作品を展示。歯車を組み合わせ、夜には魔女が、昼には天使が現れるような仕組みの柱時計も出展する。

 市内に工房を構える宮嶋さんは、蚊取り線香やろうそくの減った量で経過時間が分かるものや、日時計など、正確な時間を刻む一般的な時計とは違った作品を展示する。フレームを鉄であしらった卓上鏡は、鏡に映る自分を見て時の流れを感じるというコンセプト。「時」を考えさせられるさまざまな作品が並ぶ。

 サンガさんの作品は「シュタイネの町」をテーマに、その町にある建物や住人などを文字盤にしたもの。振り子の動きを利用し、女の子が足を揺らすしぐさや犬が尻尾を振る動きで楽しませる。宮島さんは12角形の作品を出展。銅版を酸化させたり、針の形を変えたりしてそれぞれに個性を持たせる。

 「正確な時を刻む時計というものは生活の中で必要なものだが、時間を気にせずのんびりしたいと思う人もいるはず。正確でなくとも『時間を感じる』時計があってもいいと思い、さまざまな時計の展示をしたいと思った」と同ギャラリーオーナー。「素材と個性の違う方々の面白い作品がそろっているので、ゆったりと時を過ごしに来てもらえれば」とも。

 作品は全て販売する。価格は6,300円~。営業時間は10時~18時(最終日は16時まで)。木曜定休。入場無料。今月23日まで。

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