松本市は4月1日、公式ホームページをリニューアルした。
今回のリニューアルではデザインを一新し、情報を「くらし」「健康・福祉」「子育て・教育」「施設案内」「松本の魅力」「市政情報」の6つに分類。複数の入口から必要な情報にたどり着けるように、サブナビゲーションや関連情報の表示などの工夫を施した。災害などの緊急情報も即座に対応できるよう、すぐに情報が掲載できるシステムに改善。携帯に加え、新たにスマートフォンにも最適化を図り専用画面を用意する。
利用者の使用環境に関わらずホームページで情報を得ることができるように配慮。総務省「みんなの公共サイト運用モデル改定版(2010年度)」に基づいた企画・制作・運用の管理を行い、ウェブアクセシビリティの維持・向上を目指す。「高齢者や障害のある方など、身体的な制約が原因で利用できないということが起きないように配慮した」と広報国際課担当者。
市のホームページは1997年10月に開設。その後、2001年、2005年とリニューアルを行い、今回が3回目となる。これまでも更新作業は市の職員が行っていたが、システムの都合で迅速な対応は難しかったという。昨年6月、最大震度5強を観測した地震が発生した際にもホームページ上で情報を公開するまでには少し時間を要したが、今回のリニューアルでよりスピーディーな発信が可能になった。
同課では昨年4月、公式ツイッターでの情報配信を開始。フォロワーは現在、4000人を超えている。「今後も、市民の要望に応じて、わかりやすい情報発信に努めていきたい」