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松本に地元食材使う和食店「さくら咲く」-今後は狩猟したシカ料理も

落ち着いた雰囲気の店内

落ち着いた雰囲気の店内

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 松本の藤森病院隣に12月12日、和食店「松本食菜 さくら咲く」(松本市中央2、TEL 0263-33-6730)がオープンした。

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 席数はカウンターと座敷で20席。落ち着いた雰囲気の店内で、店主の土田孝康さん(38)が一品一品丁寧に作った料理を提供する。

 メニューは一品料理をはじめ、刺身、揚げ物、焼き物、食事メニューまで幅広く提供する。「みつせ鶏の茶碗蒸し」(450円)や「揚げだし豆腐」(400円)、「ふわふわ出汁巻玉子」(500円)、「信州サーモンフライ」(600円)など。現在は「湯豆腐」(600円)や「松本一本葱のネギマ鍋」(800円)などの鍋物もそろえる。「信州酒蔵鍋」(800円)は酒かすがベースのみそ仕立ての鍋。「寒い冬に温まる鍋で、人気」と土田さん。3,000円で7品を提供するコース料理も「好評」だという。ランチタイムには、煮物、揚げ物、刺身、サラダに、ご飯とみそ汁が付く「日替わりランチ」(800円)も。

 ドリンクメニューはビールや日本酒、焼酎、果実酒など各種用意する。日本酒は「笹の誉 風穴貯蔵」や「白馬錦 純米酒」(以上、一合600円)など、県内の酒蔵のものをそろえる。水割りやお湯割りなどに使う水は、店舗隣にある井戸「亀の泉」の水を使うというこだわりも見せる。

 東京都出身の土田さんは、高校卒業と同時に北アルプスの山小屋「涸沢ヒュッテ」で3シーズン勤めるほどの山好き。働きながら調理師免許を取得、さらに腕を磨こうと東京の日本料理店へ。その後松本に戻り、浅間温泉の旅館に14年間勤め独立を果たした。「やっぱり松本はいいところだなと思って…。山菜やキノコ、イワナ採りなど里山で遊ぶことを覚えたのでそれを生かし、自分で採ったものを提供していきたい」と語る。

 「食前酒にお出しできればと思って、秋にナナカマドやコナシを漬け込んだ。そろそろいいころなので出していきたい。自分でも楽しみ」と土田さん。「夏には狩猟免許を取得し、シカやイノシシを使った料理にも挑戦したい」と意気込みを見せる。

 営業時間は11時30分~14時、17時~22時(ラストオーダー)。日曜定休。

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