ガラリShowcaseでは、長野県小布施町にてオープンガーデンを運営し、アトリエ「カントリーママ」の主宰でもある、押し花アート作家”跡部由美子”氏の企画展を4月17日(木)より開催する運びとなりました。
昨年の同時期に開催された複数の小布施町アーティストによる連続個展では、約2週間の展示を行いましたが、今回は前回の好評を経て、跡部氏に約1ヶ月間の個展を開催していただきます。
<個展概要>
??タイトル:~跡部由美子個展~ 暮らしの中の押し花
??期間 :2025年4月17日(木)~5月13日(火)
??場所 :ガラリshowcase(北斎館隣カフェ& ギャラリー)
??住所 :長野県上高井郡小布施町小布施485
??入場料 :無料
??営業時間:10:00~16:00
??定休日 :水曜
この度の「暮らしの中の押し花」展は、跡部由美子による様々な作品が「ガラリShowcase」のフロアで花を咲かせます。
作品に使用される花々は自身のガーデンにて育てられたもの。四季折々の草花の表情を肌で感じている跡部氏だからこそ、彼女の作品に映る花々は生き生きとし、時には儚さも感じる特別な味をもちます。跡部氏の持つ細部まで極められた集中力と草花への愛、ぜひギャラリーで体感してみてください。
【作品紹介】
暮らしの中”の押し花
今回の企画展タイトル「~跡部由美子個展~ 暮らしの中の押し花」は、企画展の打ち合わせの最中、跡部氏ご自身が提案されたものであり、本展の趣旨をまさに言い表しています。
今回ポスターにも用いられている作品であり跡部氏の代名詞とも言える「野に咲く花のように」は、まるで普遍的なガーデンの風景の一片を切り取ったかのようでありながら、一つひとつの草花がこちらに顔を向け、”異なる季節に咲くはずの花々が一堂に並ぶ”という魅力あふれる構成が印象的です。
野に咲く花のように(跡部由美子)
~草花を力強く映し出す”押し花鳳凰”~
さらに、葛飾北斎が小布施岩松院に描いた「八方睨み鳳凰図」をモチーフに、すべてを植物で表現した「押し花鳳凰」では、普段は柔らかく優しい雰囲気の植物が力強い姿に変貌し、そのダイナミックな造形に衝撃を受けると同時に、押し花という表現の可能性に圧倒されます。
押し花鳳凰(跡部由美子)
【前回の個展の様子(2024年5月)】
【作家紹介】
跡部由美子 ー 押し花作家
1952年小布施町生まれ。アトリエ「カントリーママ」主宰。
これまでに日本橋高島屋、大宮高島屋、松本井上百貨店などで個展をのべ20回以上開催している、長野県を代表する押し花アート作家。
2005年に作品集『カントリーママの花笑み押し花』(川辺書林)を出版。
また、小布施町北斎ホールには葛飾北斎筆「八方睨み鳳凰図 天井絵(小布施町岩松院)」を押し花で手がけた作品の特大バージョンが展示されている。
- 第1回世界押花コンペティション特別賞受賞
- ふしぎな花倶楽部インストラクター
- 世界押花芸術協会会員
- 日本手芸普及協会会員
【ガラリshowcaseについて】
晩年の葛飾北斎ゆかりの地として有名な小布施町。北斎作品や文化の保存を行う北斎館では、葛飾北斎という”過去”の芸術家に焦点を当てて展示を行ってきましたが、「ガラリShowcase」では”現代”に焦点を当て、地元作家や小布施にゆかりのある作品を展示・販売する「小布施×現代の匠」 、また北斎の作品をアレンジした作品を展示・販売する「北斎×現代の匠」 の2つのテーマで発信を行っています。
これからも北斎の時代(江戸時代)から小布施に息づく”創造性や芸術性”を、この町に訪れる多くの観光客の皆様や地域の皆様に、発信・提供しつづけます。
<本件に関する問い合わせ>
一般財団法人北斎館ガラリShowcase
??メール:garari.showcase@gmail.com
??電話:080-6246-1321
??Instagram:https://www.instagram.com/garari_showcase/
??ホームページ:https://garari.hokusai-kan.com/pages/showcase