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松本でサーカスパフォーマンスグループがワークショップ-皿回しなどを体験

皿回しを体験する参加者

皿回しを体験する参加者

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 サーカスパフォーマンスグループ「くるくるシルクDX(デラックス)」によるサーカス芸体験ワークショップ「くるくるシルクのサーカス学校」が9月23日・24日、まつもと市民芸術館(松本市深志3、TEL 0263-33-3800)で行われた。

くるくるシルクDXによるパフォーマンス

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 同ワークショップは、11月に同館で開催するサーカスや音楽を織り交ぜた祭典「空中キャバレー」の開催に合わせて企画されたもの。

 23日は約20人の親子が参加した。当日はワークショップの前に、同グループがパフォーマンスを披露した。軽快な音楽に乗せて、ピンク、青、赤、黄色の衣装を身にまとった4人が次々と登場。参加者の子どもに絡んだり、テレビカメラに寄って気合を見せたりと、芸だけでなく周囲も巻き込んでのパフォーマンスに、参加者からは笑いと拍手が起こった。お玉を使ったジャグリングでは、参加者の男性にお玉を回転させながらパスをするように頼んだが、失敗してお玉が自分の手元に戻ってしまった男性にメンバーも、つい吹き出してしまうなど、終始笑いが絶えなかった。

 パフォーマンスのあとは、皿回しとジャグリングの体験ワークショップが行われた。体験の前に全員でストレッチを行ったり、バランス感覚を養うために細く伸ばしたビニール袋を手のひらで安定させたままキープしたりして体をほぐした。それが終わると、皿回しグループとジャグリンググループに分かれて練習。ジャグリングは、まずスカーフで取り方や手の動かし方を練習してから、実際にボールを使って体験した。参加者は慣れない動きに戸惑いながらも、楽しそうに技を磨いた。

 最後に全員で「ビニール袋のバランス」をやり、誰が最後までできるかを競った。一生懸命やる姿を見て「勉強もそのくらい集中しろ(笑)」とメンバーが言うと、笑ってしまい脱落する人も。最後まで残った男の子には、バルーンの花が贈られた。メンバーの金井圭介さんが「ビニール袋はどこにでもあるし、皿回しの道具などもインターネットで気軽に買える。ぜひまた挑戦してみて」とあいさつし、約2時間のワークショップを締めくくった。

 安曇野市から参加した矢ノ口智子さん(36)は「動物が出てくるサーカスしか見たことがなかったので、感動した」、息子の信太くん(10)は「皿回しが難しかったけど面白かった。またやってみたい」と笑顔を見せた。

「(芸術館は)劇場の雰囲気があるので楽しくできた」と話す金井さんは、10月29日に開催される「まつもと街なか大道芸」にも出演する。「松本は職人や芸術がある街。ただパフォーマンスするだけでなく、この街ならではのことができれば」と話す。

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