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カタクラモール再開発学習会で「まち歩き」-歴史を知り、今後を考える

「カフラス」前で解説を聞く参加者

「カフラス」前で解説を聞く参加者

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 松本カタクラモール(松本市中央4)を中心にした再開発計画(2016年秋開業予定)について、開発予定地周辺を歩いて歴史を知り、今後について考える勉強会「カタクラ周辺のまち歩き」が1月22日に行われた。

昔の地図を手に周辺を歩く参加者

 主催は松本市の商業者や建築士ら約20人でつくる「松本都市デザイン学習会」。現在、月に数回勉強会やワークショップなどを開催している。

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 当日は約30人が参加。5つのグループに分け、同学習会のメンバーが現存する建物や以前あった建物の跡、わき水の流れなど解説をしながら一緒に歩いた。松本カタクラモールに隣接する「カフラス」の建物は1929(昭和4)年築で、外壁に使われているレンガ風のスクラッチタイルの組み方など凝ったデザインになっている。「中には入れないので分からない部分も多いが、外から見るだけでも趣がある」と同学習会事務局の倉澤聡さん。

 松本カタクラモールから女鳥羽川沿いを歩き、やまびこ道路を横切り、住宅街を抜けて生物化学研究所へ。1936(昭和11)年竣工の同所は、何度も改修を重ねながら現在も使用されている。「ただ建物を保存するのではなく、生きたかたちで使ってほしい」と倉澤さん。参加者からは「壊してしまうのはもったいない」「何かうまく活用できる方法があれば」という声も。地図を片手にメモを取ったり、写真を撮ったりしながら、片倉工業(東京都)が所有する土地や施設周辺を90分ほどかけて歩き、出発地点へ戻った。

 「今日は皆さんと話をしながら歩いて、新たな発見もあった。周辺の歴史というか、ストーリーの貴重さを皆さんにも感じてもらえたと思う」と倉澤さん。「もっと多くの人に知ってほしい。そうすることで住民の声が届く可能性が高まるはず」とも。

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