安曇野市のギャラリー「シュタイネ」(安曇野市穂高有明、TEL 0263-83-5164)で現在、県内外の作家10人の作品を展示する企画展「クリスマスボックス」が開催されている。
参加作家は、柴田美智子さん、谷美由紀さん(ガラス)、南部恭子さん、平野照子さん(陶磁器)、MWC.WORKSHOP(木工)、今城晶子さん(金工)、AkaneBonBonさん、いとうよしこさん、佐久間希さん(紙)、上野みどりさん(布)の10人。「クリスマスプレゼントとして贈れそう」な作品300点以上を展示する。「ギャラリーオープン以来、クリスマスをテーマにした企画展は5回開いているが、10人は最多」と同ギャラリーオーナー。「いろいろな人の目に止まるように、さまざまなジャンルの作家さんに参加してもらっている」。
佐久間さんは組み立て式の「ペーパーからくり」を多数出品。動物をモチーフにしたものが多く、ハンドルを回すとハリネズミがケーキをデコレーションしたり、犬のしっぽが動いたりと、かわいらしい作品ばかり。同展のために制作したという「水辺の町」は、大小の歯車がかみ合ってプロペラやクレーンなどさまざまな部分が動き出す大作。「お客さんは『わーすごい』といい反応をしてくれる(笑)。新作ということで飛び出すカードなどの案があったが、『せっかくなので大きいものを』と、作ってくれた」。
上野さんはホッキョクグマやラクダ、キリン、ロバなど8種類の動物のぬいぐるみを大小サイズで用意。「表情や体格をじっくり見て検討している人が多い。目だけでも、間隔や色、角度など『個性』があるみたい。中でもジャコウウシが人気。バッファローとよく間違えられているけど(笑)」。
「いろいろな作家さんによるクリスマスを感じてもらえると思う」と同ギャラリーオーナー。「ガラスが好きな方、陶器が好きな方など、いろいろな方に楽しんでもらえれば」とも。
作品は販売も行う。ペーパーからくり=840円~、ぬいぐるみ=3,150円~、カード=500円~、マグカップ=3,150円、アクセサリー=2,800円~、ランプ=1万2,800円~など。営業時間は10時~18時(最終日は16時まで)。入場無料。12月26日まで。