安曇野市内の商業施設や国営公園などが行うイルミネーションイベント「光の競演 あづみ野光物語」が現在、開催されている。
同イベントは今年で3回目。会場は、「国営アルプスあづみの公園 堀金・穂高地区」(安曇野市堀金)、「穂高温泉郷 八面大王足湯」周辺(有明)、「安曇野の里」(豊科)の3施設。今年は10月に開幕した「信州デステネーションキャンペーン(DC)」に絡めて開催期間を早め、使用する球数を増やすなど各施設で個性あふれる「光のおもてなし」を行う。
「安曇野の里」では、地元の消防団員をはじめ20~40代の市民ボランティアで構成された実行委員会が、企画や電飾の飾り付けを行う。使用する電飾や備品は、主に企業や個人からの協賛金やメンバーの負担などで賄われている。2ヘクタールほどある敷地内は、大きなツリーをはじめ、アニメキャラクターの形をしたもの、ペットボトルで作ったもの、敷地内にある「あづみ野ガラス工房」とコラボしたものなど、さまざまなイルミネーションが彩る。
「穂高温泉郷 八面大王足湯」周辺では、足湯に続く道沿いや足湯全体を飾る「光の安曇野伝説」を展開。鬼の形相をした八面大王がイルミネーションで鮮やかに彩られる姿のギャップが、来場者を楽しませている。
「国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区」では、昨年より7万個多い27万個の電球が園内の池や樹木、路地を彩る。「水と光と音のファンタジー 森の光物語」と題し、流れ落ちる滝をイメージした展望台テラス壁面の「ナイアガラワールド」や、6色の電球でレインボーカラーに仕上げた「光のトンネル」など、さまざまな光の演出を行う。音楽に合わせて点滅する光が踊っているようにも見える「音と光のシンクロファンタジー」は、約10分おきに曲を変えて「光のダンス」を見せる。園内にかかっているヒーリング系の音楽と明かりが消えると、「光のダンス」が始まる合図。曲のリズムやテンポに合わせて変化するイルミネーションに、来園者は歓声を上げる。同園の高橋克典さんは「水と光と音がシンクロしたイベントに作り上げた。カウントダウン企画も計画している。昨年とは全く違う新しいイルミネーションをぜひ見てほしい」と話す。
開催は、「国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区」=12月31日まで、「穂高温泉郷 八面大王足湯」周辺・「安曇野の里」=1月31日まで(開催時間は各施設によって異なる)。