大型観光キャンペーン「信州デスティネーションキャンペーン(DC)」が10月1日に開幕し、翌2日にはJR松本駅でオープニングイベントが開催された。
同キャンペーンはJRグループとタイアップした大型観光キャンペーン。10月1日~12月31日、全国のJR6社と県内の観光関係者や市町村が一体となって展開し、県内各地でさまざまなイベントが行われる。
当日、松本駅2番ホームでは同日から運行を開始したハイブリッドシステムを搭載する新型リゾートトレイン「リゾートビューふるさと」の歓迎セレモニーが行われた。一日駅長を務めた菅谷昭松本市長や奥原克彦JR東日本長野支社営業部長ら8人が並んでテープカットを行った後、菅谷市長の合図で出発。歓迎の浅間火焔(かえん)太鼓の音が鳴り響く中、隣の1番ホームからはハイブリッド鉄道車両「こうみ」が発車、併走運転で送り出した。
同列車はディーゼルエンジンとリチウムイオン蓄電池を組み合わせ、駆動力に電気モーターを使用。眺望を楽しめるように窓を大きくし、運転台の後部には展望室も配備する。期間中は長野駅から松本駅を経由して南小谷駅まで1日1往復運行する。「列車の旅そのものを楽しめるようにした新しい列車」(奥原営業部長)。
期間中、休日を中心に松本駅お城口前では特産品販売のブースや観光コンシェルジュによるサービス、県内各地の温泉の足湯など、さまざまなイベントを行う。当日は浅間温泉から運び込んだ温泉をかけ流す足湯も登場。足をふくタオルなども用意され、観光客などが一休みしていく姿が見られた。