映画「クラシコ」試写会に120人-松本山雅VS長野パルセイロの対戦追う

松本山雅F.C.とAC長野パルセイロの対戦を追ったドキュメンタリー映画「クラシコ」のパンフレット

松本山雅F.C.とAC長野パルセイロの対戦を追ったドキュメンタリー映画「クラシコ」のパンフレット

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 長野県内にあるサッカーチーム・松本山雅F.C.とAC長野パルセイロの対戦を追ったドキュメンタリー映画「クラシコ」の試写会が3月12日、アイシティシネマ(東筑摩郡山形村)で行われた。

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 同作品は、サッカーの地域リーグで最も激戦区と呼ばれている「北信越リーグ」を取り上げ、中でも同県内で火花を散らす松本山雅と長野パルセイロの戦い「信州ダービー」にスポットを当てたもの。試合の様子やチームを支えるスタッフ・サポーターの声をはじめ、他チームの上田ジェンシャンやサウルコス福井などのサポーターから見た両チームの印象などを収録。居酒屋で夜な夜な試合内容や今後の山雅のあり方を語り合う山雅サポーターたちの姿や、選手がほぼ毎日通っているという「丸山食堂」での選手のオフショットなども。

 タイトルの「クラシコ」とは、同じ街をホームタウンとするチーム同士の試合を指し、スペインのレアル・マドリードとFCバルセロナの対決が有名。「サッカー以外でも互いをライバル視している松本と長野の構図が『クラシコ』に当てはまると思ったので付けた」と樋本淳監督。

 試写会には120人を超える山雅サポーターが集まった。「本当は50組100人の招待だったが、予想以上の応募があったので急きょ席数を増やして対応した」と主催の信濃毎日新聞社・広告部の藤森栄志さん。同館の百瀬慶係長は「通常、試写会に招待しても多くて7割くらいの回収率。今回はほぼ10割。地元の人たちの注目度の高さを感じる」と話す。

 当日は樋本監督が来場し、「撮影当初は選手もサポーターもよそいきな感じで…(笑)。でも会う回数が増えるとどんどん熱い思いを口にしてくれるようになった」「率直に語ってもらえたので形になったと思う」などと撮影の感想を話した。上映後は「会場にこんなに出演者がいるのはあまりない光景。ありがとうございます」とあいさつ、会場からは笑いが起こった。観客の退席時には樋本監督自らサポーターを見送った。サインや握手を求めたり、「素晴らしかったです、ありがとうございます」と声を掛けるサポーターの姿も。市内から来た犬飼鉄男さんは「とても良かった。長野パルセイロが追いつけないようにどんどん進んで行ってほしい。1日でも早くアルウィンが2万人の人で埋めつくされるところを見たい」と話していた。

 同作品は3月19日から同館で公開。前売り券は同館チケット売り場でのみ販売している。マフラータオルなどのグッズ持参で500円引きにする「サポーター割引」も実施(当日券のみ)。公開初日は選手などによる舞台あいさつも予定。

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