松本に野菜メーンの家庭料理店-野菜が苦手な利用客にも一工夫

和風の落ち着いた雰囲気の店内。

和風の落ち着いた雰囲気の店内。

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 松本市の伊勢町通りに昨年12月22日、家庭料理店「菜食家 月とうさぎ」(松本市中央2、TEL 0263-31-6480)がオープンした。

すりおろしたニンジンを生地に練り込んだ「うさぎのもちつき」(2個420円)。

 店舗面積は27坪。席数はカウンターと小上がり、テーブルで38席。和風の造りで、小上がりにはこたつ席も用意する。店内に置かれた古だんすや江戸時代に作られたという木製の火鉢、陶器の酒とっくりなどの骨董(こっとう)品が雰囲気を作り出している。

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 メニューは野菜が中心。定番として、輪切りにした大根を揚げた「畑のフライ」(280円)やピリ辛のみそがアクセントになる「トマト田楽」(380円)、「あたたかい手作り豆腐」(400円)などを用意する。すりおろしたニンジンを生地に練り込んだ「うさぎのもちつき」(2個420円)はモチモチの食感と、中に入ったチーズのとろみが特徴。「特に子どもに人気。ニンジンの味がまったくしないのもいいのかも」と店主の大窪千鶴さん。「野菜だけでは満足できない人もいるかも」と、「まぐろの角フライ」(230円)や「鶏レバーのウスターソース煮」など野菜以外の料理も用意する。

 野菜が苦手な客にも食べてもらえるようにと味付けにも工夫する。「セロリは苦手な人が多い野菜。でもツナやマヨネーズとあえてグリルで焼くと、甘みが出る。苦手な人でも喜んで食べてくれた」と大窪さん。旬の野菜を使った料理は「本日のおすすめ」として提供。日替わりの「おまかせ千円料理」は、1,000円で10品ほどの料理を提供する。

 店名には大窪さんの願いが込められている。「個人的にウサギが好きだということもあるが…ウサギは古来より『月の使者』と言われ、ツキを呼び、健康と豊穣の象徴とされてきた。店に足を運んでくれるお客さんが幸せになってもらえたらと思い店名にした」という。

 利用客からは、「実家の居間にいるみたい」「落ち着く」「懐かしい味がする」などの声をもらったという大窪さん。「家に帰ると母親の手料理が待っている…そんな家庭的な店にしたい」と話す。「お母さんにリクエストするみたいに、あれが食べたい、こういう味がいいといろいろ言ってほしい。しゃれた料理は作れないが(笑)、懐かしい気持ちを味わってもらえれば」とも。

 営業時間は、平日=18時~24時、土曜=11時30分~24時、日曜・祝日=11時30分~22時。