11月3日、松本の中心市街地で開催された「第52回まつもと市民祭松本まつり」に合わせ、カレーを味わいながら市街地の散策を楽しむスタンプラリーが実施された。
市内の回遊を目的として始めた同企画は、今年で2回目。昨年、4店舗で開催したところ好評だったことから参加希望店舗が増え、今年は10店舗で行った。参加者はいずれかの店舗でチケット(1,200円、マイはしマイスプーン持参で1,000円)を購入し、記載されている3店舗を回る。回り終えると、参加店舗全店で使用できるサービス券が配られた。
カレーは通常メニューで出していない当日限定のもの。「1店舗でおなかいっぱいにならないように」と小さめサイズのカップで用意した。和食店「時しらず」(松本市中央)ではゴボウやセロリを煮込んだスパイスのきいた和風のカレーを、「さぬきうどん 手打のみたから」(大手)では和風だしにハヤシライスのような甘みのあるルーをかけたカレーうどんを提供した。
今回初参加の「お茶漬 Chazu-ya(ちゃづや)」(中央)ではドライカレー丼を提供。刻んだ水菜の上にニンジンやタマネギ、ひき肉を甘く炒めたドライカレーをのせた。「固形のルーではなくカレー粉を使った。野菜の甘さが出るようにこだわった」と店主の村松秀武さん。店舗が建物の2階にあり分かりづらいため、歩行者天国になった道路にベンチを出し、店舗のアピールをしながらカレーを振る舞った。「街の活性化になればと思って参加した」(村松さん)。まじめな話の合間に、村松さんは赤いマスクをかぶり「お茶漬けマン」に変身、参加客を楽しませていた。