安曇野市の老舗菓子店「丸山菓子舗」(安曇野市穂高、TEL 0263-82-2203)は現在、10月17日・18日に開催する創業100周年を記念したイベントに向け準備を進めている。
同社は1909(明治42)年3月創業。県内に5店舗を構え、地元にまつわる民話を題材にしたものや地名を含んだもの、特産のワサビやリンゴなどを使った菓子を製造する。
今春、従業員から「100周年を記念して今までの感謝の気持ちを伝えたい」という声が上がったため社内に委員会を設置。イベント内容を検討してきた。
イベント会場となるのは富田店(穂高有明)。当日は記念菓子と地元高校の茶道部員がたてる抹茶を振る舞うほか、菓子の試食やもちつき、ミニゲーム、地元農家の野菜や果物の販売などを予定する。現在、各店では「穂高再発見」をテーマにしたアンケートを実施。おすすめの「そば屋」「食事処」「温泉」を募集している。穂高エリアの「お気に入りスポット」の写真も募集しており、イベント当日にはそれらをまとめたマップを店内に貼り出し、来店客にも配布する。
同店では期間限定で、通常休憩スペースとして使っている場所を月に数回「和カフェ」とし、その日限定の出来たて菓子を提供。9月20日・21日は「焼き大福」を限定販売する。「熱が通ることでトロッとした食感が味わえる。いつもは食べることのできない、少し珍しいものを提供したいと思った」と企画室長の丸山恵子さん。
「100周年の節目に感謝の気持ちと、『新しい安曇野』を知ってもらいたいと思い企画を進めてきた」と丸山さん。「家族で楽しんでもらえるイベントになると思う。ぜひ足を運んでほしい」とも。
営業時間は、9時30分~19時(富田店)。イベントは17時まで。アンケートと写真は9月30日まで受け付ける。問い合わせは工場店(TEL 0263-82-7210)まで。