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松本・乗鞍高原で「ゼロカーボンフェス」 新しい暮らしや遊び方を見つけて

ゼロラボの様子(写真提供=一般社団法人松本市アルプス山岳郷)

ゼロラボの様子(写真提供=一般社団法人松本市アルプス山岳郷)

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 松本・乗鞍高原で、地域サステナビリティーを探求するイベント「NORIKURA ZERO CARBON FESTIVAL(ゼロカーボンフェスティバル)」が10月26日、開催される。主催は一般社団法人松本市アルプス山岳郷。

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 「残したい暮らしと、つくりたい暮らし」をテーマに、トークイベントや体験型コンテンツを用意し、飲食や物販ブースの出店などを行う。トークセッションは3部構成。全国各地で自然や暮らしに根付いた活動をしている実践者を招き、取り組みのきっかけや継続のヒントを共有する。

 乗鞍の一の瀬草原で間伐されたシラカバや、木の枝、木の実などを使って、コースターやアクセサリーを作るワークショップや、ベンガラ染め体験なども用意。アップサイクルに取り組むアウトドアアパレルブランドや、地元の食材を使った弁当の販売のほか、まき・ペレットストーブの展示や、まきの効率的なたき方講座なども行う。同団体事業マネジャーの岩田晃宏さんは「自然と共に生きてきた乗鞍の『暮らし』に着目し、実際に見て触れて楽しみながら、今の暮らしを見つめ直すきっかけになれば」と話す。

 乗鞍高原は、2021年3月に環境省が推進する「ゼロカーボンパーク」に国内で初めて指定され、地域ビジョン「のりくら高原ミライズ」を策定。翌年4月には「脱炭素先行地域」に選ばれた。6月には松本市ゼロカーボン実現条例が施行。2050年のゼロカーボン実現を目指し、官民一体となった取り組みが進められている。

 同団体は2022年、実験や実践の過程を共有しながらゼロカーボンを学ぶコミュニティー型プログラム「NORIKURA ZERO LABO(ゼロラボ)」を開始。2年間で地域内外から30人以上が参加した。ゼロラボで立ち上がったプロジェクトを多くの人に知ってほしいと、今年はフェスを企画したという。岩田さんは「取り組みを知って一緒にやってみたいという人を増やしていきたい。ちょうど紅葉のシーズンなので、乗鞍の自然を満喫しつつ、新しい暮らしや遊び方を見つけてほしい」と呼びかける。

 開催時間は10時~17時。入場無料。

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