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松本市と高山市をつなぐルート名称募集 特賞に「PR大使」就任も

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 中部山岳国立公園南部地域を挟んだ松本市と岐阜県高山市をつなぐ「松本高山BigBridge(ビッグブリッジ)構想実現プロジェクト」が現在、松本高山間ルートの名称を投票で募っている。

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 同プロジェクトでは、中部山岳国立公園を挟み、両市街地をつなぐ横断ルートをこれまで「ビッグブリッジ」に例えた仮称で進めてきた。今回、名称を募るのは多様な横断ルートの総称。用意した3つの候補案の中から選んで投票するか、自由提案もできる。候補案は、「ALPINE-CITY Wonder Route(アルパインシティワンダールート)」「Northern Alps Traverse Route(ノーザンアルプストラバースルート)」「Route (MT)824」の3つで、海外誘客も意識して英語表記を基本にしたという。

 全ての応募者から抽選で、同エリアへの2泊3日、または1泊2日の旅行や、松本や高山の特産品などを進呈するほか、「松本高山Big Bridge PR大使」に就任できる特賞も用意。PR大使は、同エリアで自由に過ごせる6日間の「旅」のほか、プロジェクトを盛り上げる一員として、さまざまな活動を行う。中部山岳国立公園南部地域利用推進協議会事務局の原田純平さんは「認知度向上と関わる人を増やすことがキャンペーンの目的。PR大使になることを希望するかどうかは投票段階で選べるので、われこそはという方をお待ちしている」と話す。

 両市は昨年8月、乗鞍岳畳平で姉妹都市提携50周年記念式典を開催。観光エリアとしてさらに発展させるという共同宣言に両市長が署名し、両市を結ぶ県道の愛称を「乗鞍ライチョウルート」とすることを発表した。今月7日には、同ルートのロゴマークを策定。今後は一体的な地域ブランディングを広めるため、ロゴマークを活用した取り組みも進めていく。

 「ビッグブリッジ構想」は、昨年3月に策定された「中部山岳国立公園南部地域利用推進プログラム2025」のメイン事業に位置付けられている。原田さんは「中部山岳国立公園を『世界水準のナショナルパーク』にしていくため、地域一体となって機運を高めていきたい。住民の皆さんをはじめ、この地域が好きな方、思い入れがある方にも楽しんで参加してもらえれば」と呼びかける。

 ルート名称は同プロジェクトの特設ウェブサイトで受け付ける。締め切りは11月15日。

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