バナナに針などで絵を描く「バナナート」のワークショップが6月16日、松本のゲストハウス「tabi-shiro(タビシロ)」(松本市城西1)で開かれる。
講師を務めるのは、テレビ番組「プレバト!!」の「バナナアート査定」で先生として出演した経験を持つクリエーター・エンドケイプさん。バナナが黒く変色する特性を利用し、針などで点描画のように描く。色の濃淡は、点の密度や針を入れる深さで表現。絵を描いた後、バナナは徐々に色が濃くなり、日々表情が変化していき、「食べるまでがアート」だという。
当日は、子ども向けには弁当などに使うピックを、大人向けには押ピンを用いる。昨年から本格的に市内でバナナ栽培を始めた「ファームヤマコ」(岡田下岡田)の協力を得て、松本産バナナを使った限定メニューも用意。企画した山崎聖美さんは「小さなお子さんでも保護者と一緒に楽しめるので、気軽に参加してほしい」と話す。
山崎さんは1年ほど前に松本へ移住。エンドケイプさんの妻である妹が、松本を訪れた時にタビシロを案内したことが縁で、ワークショップが実現した。「自身の仕事がリモートということもあり、せっかく移住したのに地域とのつながりを感じる機会が少なかった。もう少し地域と関わりたいと思って企画した」と振り返る。
イベント前日には、エンドケイプさんと共にファームヤマコを訪れ、松本をモチーフに制作した「バナナート」を手渡す予定だという。「バナナが食卓にやってくるまでの話や、松本産バナナのことなども紹介しながら、和やかなイベントになれば」とも。
開始時間は、子ども向け=13時、15時30分、大人向け=18時。いずれも料金は1,000円(ワンドリンクオーダーが必要)。申し込みはウェブで受け付ける。