ブラジリアン柔術専門スタジオ「CARPEDIEM(カルペディエム)松本」(松本市沢村3)が松本・こまくさ道路沿いに5月13日、オープンした。
ブラジリアン柔術は、キックやパンチなどの打撃技を使わず、寝技を中心とする格闘技。競技としてだけではなく、護身術やダイエット、筋力アップなどを目的に始める人もいるという。道場主の藤原直樹さんは「フィットネス感覚で日常に取り入れる人もいれば、競技として極めて大会に出場する人もいる。さまざまな目的で始められるのも魅力」と話す。
国内外で展開する「カルペディエム」の42支部目で、県内では初となる。道場の広さは約50坪。以前事務所として使用していた場所にマットを敷き、窓側にベンチシートを作った。クラスは、マット運動を中心に基礎的な柔術の動きと礼儀作法を学ぶ「キッズクラス」、未経験者や初心者向けの「基礎クラス」、技の習得やスパーリングを多く行う「応用クラス」を用意する。
藤原さんは2014(平成26)年、当時暮らしていた神奈川で「カルペディエム鎌倉」に通い始めた。翌年、Uターンして松本市内で居酒屋を開業。2019年秋に「和泉町(いずみまち)五蔵」内でダイナー「OLDIES B GOODIES(オールディーズビーグッディーズ)」をオープンした。その間も市内の道場でブラジリアン柔術を続けていたという。「『格闘技のチェス』と言われるほど、頭も体もフル回転するのが気持ちいい。技の数も多く、突き詰めていくのも楽しい」と藤原さん。指導者の資格を得たことから、「もっとブラジリアン柔術を知ってもらいたい」と道場の立ち上げを決めた。
昼間はダイナー、夜は道場を切り盛りし、「全く違うコミュニティーができていることが面白い」と藤原さん。現在は、10代から50代半ばの幅広い層の生徒が通っているという。「経験者はもちろん、やったことがないという人も楽しく学べるようにしていきたい。無料体験もできるので、気軽に問い合わせてもらえれば」と呼びかける。
営業時間は18時~21時。日曜定休。月額料金は、一般男性会員=1万2,100円(29歳以下は1万1,000円)、一般女性会員=8,800円、キッズ会員=6,600円。