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松本パルコで「いい人すぎるよ美術館+切ないすぎるよ博物館」 地元版も用意

日常に潜む「いい人」を写真やイラストのほか、オブジェでも表現

日常に潜む「いい人」を写真やイラストのほか、オブジェでも表現

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 企画展「いい人すぎるよ美術館+切ないすぎるよ博物館」が現在、松本パルコ(松本市中央1)6階特設会場で開催されている。

「いい人になれる額縁」

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 クリエーティブディレクター・明円卓さんを中心としたチーム「entaku」とパルコが共同企画。東京・池袋パルコを皮切りに全国のパルコを巡回し、今回が6カ所目となる。これまでに延べ8万人を超える来場者を記録。明円さんは「会場内は自由に撮影できるので、普段、美術展にあまり行かない人でも写真を撮ったり、話したりしながら気軽に楽しんでほしい」と話す。

 「いい人すぎるよ美術館」は、記憶の中の「いい人」に出会う美術館がコンセプト。「飲み会終わりにみんなの分の忘れ物チェックをする人」「扇風機のスイッチを足で消さない人」など、日常に潜む「いい人」たちにスポットを当て、テキストのほか、写真やイラスト、実物と組み合わせたり、オブジェにしたりして展示する。「いい人になれる額縁」と題した撮影スポットも設ける。

 「切ないすぎるよ博物館」は、報われないこと、どうしようもないことなどを紹介。「お風呂のお湯を止めに行ったら栓がしまってなかった時」「声をかけたのに、相手がイヤホンをしていて気づかれなかった時」など、日常の「切ない」瞬間を集めた。さまざまな「切ない」を経て成長していく「人生いろいろあるよね、せつないすぎるよ年表」もある。

 同店での展示に合わせた作品も用意。「道に迷った観光客に、松本城までの行き方を教えてあげる人」「『松本市も長野市もどっちも良さがあるよね』と言う人」という「地元のいい人」や、「中学校の行事で2000メートル級の登山は他の地域ではしないと知った時」「『昔はよく来たよ~』と言われる松本PARCO」といった切なくなる瞬間をピックアップした。県内出身の知人や同店スタッフに話を聞いたり、反応を見たりして制作したという。同店広報担当者の清水航さんは「地元だからこその『あるある』『分かる』という面白さがあるので足を運んでもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は10時~20時(最終日は18時閉場、入場は閉場30分前まで)。入場料は1,500円。小学生以下は保護者同伴で無料。5月6日まで。

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