松本パルコで「東京アーティストマンション」-地元作家の作品も合同展示

松本パルコの「東京アーティストマンション」。

松本パルコの「東京アーティストマンション」。

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 東京を中心に活動する著名アーティストやデザイナーなどの展覧会でしか販売していないグッズなどを扱うオンラインショップ「東京アーティストマンション」の期間限定ショップが4月25日、松本パルコ(松本市中央1、TEL0263-38-2111)の6階特設会場にオープンした。松本での開催は初めて。

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 「東京アーティストマンション」は「アーティストが住むマンション」をコンセプトに、2003年5月にスタートしたサイト。コスチュームアーティスト・ひびのこづえさんや男性を中心とする7人組の手芸集団「押忍!手芸部」などが「住人」として参加している。運営はアートやデザイン関連の企画・プロデュースなどを手掛けるハクション(東京都渋谷区)。同社岩根扶実社長がひびのさんの展覧会に行った際に、「展覧会でしか手に入らないグッズは、期間が終了してもほしい人はいるはず」と考え、サイトを立ち上げた。

 個性的な作品を展開するアーティストやアートディレクター15人と、一般公募で選出された7人の計22人の作品が並ぶ。同サイトで扱う「一点物」の作品やTシャツをはじめ、今回はサイトでは扱っていないアイテムなども用意した。これから始まる松本の月間工芸イベント「工芸の五月」の開催に合わせて、地元作家の作品も合同展示する。

 商品は、ひびのさんが1点1点手作りで作成した「コラージュのお財布」(29,400円)や、「押忍!手芸部」の顔をモチーフにした財布「顔パス」(2,525円)、安齋肇さんデザインのTシャツに自身が活動するバンド「ラストオーダーズ」の直筆サイン入りCDがセットになった「噂のラストオーダーズ+ブートCD」(3,150円)など約400点。「ひびのさんデザインのハンカチ(1,050円)や日比野克彦さんの時計(3,150円~)などが人気」と同社の木本絵理さん。

 「松本はこうした手仕事をする人たちが多いまち。『工芸の五月』の開催に合わせて、オファーした」と松本パルコの重藤瑠衣さん。「『アート』『デザイン』というと構えてしまうしまう人も多いが、身近に使える物ばかりなので手にとって見てほしい」と木本さん。「アーティストを知らなくても十分楽しめるし、こういうものに触れるいいきっかけになるとのでは」とも。

 5月2日14時からは「押忍!手芸部」のワークショップを実施する。参加費は2,500円(定員20人、要予約)。

 開催時間は10時~20時。入場無料。5月25日まで。

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